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晩秋の善福寺公園へ

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[公園風景]
 

[アート作品]
  
 

秋も深まってきました。午後、善福寺公園へ散歩に行きました。
公園に入ると、木立の中に、キラキラと光りを反射しているものが目に入り、「トロールの森」という恒例の野外アート展が開催されていることに気がつきました。
子どもたちと一緒につくったという作品も多く、公園内は楽しい雰囲気につつまれていました。

本原玲子さんの展覧会

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かっこいいDMが送られてきました。
写真の女性と同じように、作品を背負った本原さんが、「こんにちは」と、
ブリキ星にやってきた日のことを思い出しました。
写真は、作品制作をしたオランダの地での撮影だったとか。
3・11後の彼女の思いを形にしたもので、もっと早く見たかった展示です。

佐波里(銅響)の盤

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プリミティブで、力のある造形です。
中部ジャワの仏教遺跡からの出土で、8〜9世紀のものと思われます。
中部ジャワは、密教が日本より早く伝わったところです。
松岡正剛さんの『空海の夢』によれば、「恵果は三十五歳のころに南方を訪れ、建中元年(七八〇)には、ジャワ僧の弁法に胎蔵法を伝えた」とあります。
この地に伝わった密教は、10世紀に入ってメラビ火山の大噴火で中部ジャワが壊滅するまで、盛んだったと言われています。
中部ジャワの仏教美術(特に10世紀以前のもの)は、実に魅力的です。

 (径36,5センチ、高さ4センチ)
  価格はお問い合わせください。



そこここ 遊通して ひとつ 

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今日から、「そこここ 遊通して ひとつ 〜古道具と天衣無縫のものたちの試み〜」の展示が始まりました。
疋田実さんの選ぶ古道具と、彼が影響を受けたアトリエひこの絵の展示です(販売は絵のみ)。
知的障がいがある人たちの絵のすばらしいこと!
生きていることの切実さが伝わってきます。

いしはらけいこさんの絵

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絵を見る行為は、自己確認のようなもの。
いしはらさんの絵のかすかにふるえるような感覚。
うんと昔、ちいさかった頃の感覚だろうか。
伊豆長岡のギャラリーnoir/NOKTAで「いしはらけいこ展」開催中です。

11月23日(土)〜12月1日(日)
11:00〜17:00
木曜休み

木のオモチャ

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大正〜昭和初期の犬のオモチャ。
引っ張ると足をバタバタさせます。
オモチャといえども秀逸な出来です。
「ブリキ星」をはじめた頃は、この世界にはまっていたことがあります。
最近、近所の「海風圏と田螺堂」さんを訪れて、忘れていた感覚がよみがえってきました。

 (高さ17,5センチ、横16センチ)
  <売約済みになりました>

李朝の匙

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李朝の焼き物には珍しい華奢な世界です。
19世紀分院の作。
匙の部分の蝶々がいいですね。
李朝染付の匙は、類例が極めて少ないものです。

 (長さ15,3センチ、幅4センチ)
  価格 120,000円

古唐津 山盃

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品があって、落ち着いたよい盃です。
唐津のよさは、まだよく知らないのですが、この平凡さが好きですね。
呼継も、カケ修理も、痛々しくありません。
江戸初期のものです。

 (口径7,5センチ、高さ3,5センチ)
  価格 90,000円

ピアノのオモチャ

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明治時代の木のオモチャです。
鍵盤をポンポンと叩くと音が出ます(端の二カ所は出ない)。
調子外れのピアノの音色をきいていると、幸せな気持ちになります。

 (横26センチ、奥行16センチ、高さ8センチ)
  価格 18,000円

初期伊万里 香炉

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ゆったり空を飛ぶ鷺、消えかかった打ち上げ花火のような花文。
何ともいえない風情です。
最初目にしたとき、八代焼かな?と思ったのですが、初期伊万里百間窯のもの。初見です。
内側と高台部分に、鉄釉がかけられています。
八代焼、奈良木窯でも、江戸初期から明治に入るまで、白象嵌が続けられていますが、
青磁釉は使われていません。

 (径6,5センチ、高さ5,5センチ、高台径5センチ)
  <売約済みになりました>

信楽の壺

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鎌倉末〜室町初期の信楽です。
穏やかな自然の中にいるような心地よさがあります。
底には下駄印と修理があります。
穴が開けられているので、骨壺かな?と思いますが、
それにしては、大きめです。

(高さ31センチ、口径11センチ、底径16,5センチ)
 <売約済みになりました>

響銅 六器

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繊細にして優美。
美しい形をしています。
六器は、密教法具のひとつ。
鎌倉時代後期のものです。

 (口径9,5センチ、高さ2,9センチ、高台径5,4センチ)
  価格 50,000円

ネパールのピッチャー

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豪快な木製のピッチャーです。
ミルク入れとして使われていたそうです。
内側には、白い粉がついたままです。
彫り込まれた6匹のうさぎさんが魅力的です。

 (高さ30,5センチ、口径15〜16センチ)
  価格 35,000円

銅製提瓶

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驚くほどのシャープな造形と美しい緑青。
古代金工品の凄さを感じることができる提瓶です。
以前にもブログ掲載していますが、群馬県内古墳出土の伝来があります。
6世紀の東国の古墳からは朝鮮半島からの金工品が多数出土していますが、これもそのひとつと思われます。
扁壺の形に耳がつけられたものを提瓶といいます。
須恵器の提瓶は、6世紀に入り、副葬品として数多くつくられたので珍しくありません。
朝鮮半島では出土例がなく、倭国独自のものといわれています。
銅製の提瓶は、知る限り類例がないものです。
これがどこでつくられたかが問題です。
技術的完成度が極めて高いこと、また提瓶の割れ方からみて、材質が高錫銅製品であることから、
6世紀の新羅製と想像しています。
この時期の倭国と朝鮮半島との関係はおもしろいです。
緊張感ある相互依存の関係について思いをはせる貴重な資料でもあります。

 (高さ14,7センチ)
 <価格はお問い合わせ願います>

小学生の絵

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一年生の絵
 
「じごく」           「岩山の上を飛ぶわし」↑

足立区小学生たちの展覧会に行ってきました。
おもしろくて、ワクワクするひとときでした。
1年生の絵はみんな魅力的。
各小学校の図工の先生の好みの違いも楽しめました。
私のお気に入りの絵は、2年生の「じごく」と3年生の「岩山の上を飛ぶわし」の二点。
凄いなあ〜


フランス古道具展 展示風景

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23日(月)まで、ブリキ星にて「フランス古道具展」(COCTEAU & ATLAS)開催中です。
フランスを主な仕入れ先にしている若い人たち。
それぞれ、自分の世界がありますね。
繊細かつエレガントな世界に、はっとさせられます。

ダヤクの鳥

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力があって、手塚治虫さんの火の鳥みたいな彫刻です。
これは、ボルネオ、カヤンダヤク(バハウ族)の鳥。
アイアンウッドの堅い木にシャープに彫られています。
葬祭儀礼に使われたもので、鳥は死と再生の象徴です。
19世紀にさかのぼるプリミティブは、稀少です。
心地よいものも好きですが、ちょっと変で違和感があって、
空間になじまないものも大好きです。
人間の本質そのものに向き合えるような気がするので。

 (横38センチ、高さ27センチ)
  価格はお問い合わせ願います。

店内風景

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この一年間、お世話になりました。
かわり映えのしない店内風景です。
上泉秀人さんから南天をいただいて、お正月を迎える雰囲気になってきました。

初期伊万里白磁盃

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あけましておめでとうございます。
すがすがしい気分になれる鎬手の盃です。
何よりも品があります。
無傷です。

 (口径5,5センチ、高さ3,2センチ、高台径2,2センチ)
  価格 90,000円

茶谷節子さんの絵

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写真は、アトリエひこ(大阪)の茶谷節子さんの絵。
重い障がいのある方です。
チベットのポタラ宮の写真を見て描いたそうですが、リアリティあふれる絵で、好きです。
居間に飾って楽しんでいます。
* * * * *
昨日、国立近代美術館の「ジョセフ・クーデルカ展」に行ってきました。
評判をよんでいる写真展でした。
ところが、ジプシーのシリーズも、ソ連のチェコ侵略の生々しい写真にも、
リアリティが伝わってこないのです。
例えはヘンですが、桂離宮を見たときのような感覚。
私には、写真が苦手なののかも・・・
常設展では、平福百穂の「荒磯」に鳥肌が立ち、
中村彝の「エロシェンコ像」には涙し(いつものことですが)、
藤田嗣治の「戦争画」(その狂気の沙汰)に心が震えました。
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