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林重義の「日本的油絵」

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見るほどに味わい深まっていく絵です。
林重義(1896-1944)は、パリから帰国した1930(昭和5)年から六甲山の麓を住家としましたが、この絵は六甲の風景です。
和紙に岩絵具、グアッシュで描かれていて、1940年頃の作品です。
重義は帰国後、西欧のモノマネではない「日本的油絵」を追求したのですが、この絵はそのひとつの成果です。そして、セザンヌへのオマージュのように見えます。
一部、絵具の剥離があります。

 (キャンパスに和紙40×52センチ、額63×75センチ)
  <売約済みになりました>

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