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青山熊治の油絵

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くすんだ色調の密度の濃い風景画です。
サインの特徴と画風から、東京美術学校に入学した18歳頃の作に見えますが、
断定はできません。
私にとって、青山熊治(1886-1932)は特別な人。
日露戦争勝利で多くの人々が高揚感に浸っている時代に、
1906年(20歳)で「老坑夫」を描き、
1907年(21歳)には北海道に渡ってアイヌの人々を描き、
1911年(25歳)には「満州」に渡り少数民族ウィグルの人々を描き、
1912年(26歳)には福岡の精神病院で入院患者さんを描くなど、
その作品もさることながら、生き様にインパクトを受けてきました。

額から外しての写真撮影です。
 (板に油23,5×33センチ)
  <売約済みになりました>





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