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林重義の油絵

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郷愁をさそう裏町風景がいいです。
しみじみとした気持ちにさせられます。
キャンパス裏には「大正十三年三月 林重義 寫」と墨書きされています。
林重義(1896-1944)は、1922年11月小林和作と共に上京し、新宿 上落合に住んでいます。
この絵は「上落合風景」と思われます。
関東大震災の半年後なのに、その傷跡がないのが不思議だったのですが、
目白周辺はほとんど被害がなかったそうです。
渡欧(1928-29)以前の作品は稀少です。
額入りですが、ガラスをはずせなかったため、キャンパスだけで撮影しました。

 (キャンパスに油31,5×46センチ)

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