モダンアートの画家として知られる山口薫(1907-1968)の風景画です。
この絵は、1928年、彼がまだ東京美術学校在学中21歳の時の作です。
郷里、群馬県箕輪村(現高崎市)の農村風景を描いたもので、すでに彼の持ち味であるそこはかとない詩情が感じられます。
私が山口薫の絵に初めて出会ったのは、京都がまだ落ち着いた街だった頃の可必館・京都現代美術館でした。絶作「おぼろ月に輪舞する子供達」の前に立ったときの記憶が甦ります。
(キャンパスに油44,5×37,5センチ、額53×45,5センチ)
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