暑い夏は平茶碗です。
これは、立上がりが限りなく低い平茶碗。実にかっこよく、見事な造形感覚です。
ずっしりしていて、使ってみると意外なほど美味しくお茶をいただけます。
黒釉には古格があります。
胴の高さは2センチなのですが、浅くヘラを廻しているのがきいています。
見込みには小さな(約4センチ)茶溜りがあります。
高台脇は浅いヘラが二ヶ所入り、高台内はやや深く彫り込まれ、兜巾(ときん)はおだやかです。
私には宗入に見えます。
明治頃の箱が付きますが、箱書きはありません。
(口径13センチ、高さ4,1~4,3センチ、高台径5,4センチ)
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