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「お気に入り展」に出品します。その8

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江戸後期、京焼の天才の一人、青木木米の白楽筒茶碗です。
おだやかな形でヘラ使いも心地よく、手にすると、今まで他の楽では体験できなかったような、幸せな気持ちになりました。
木米は、文人趣味、中国趣味の煎茶道具や写しものが本業で、楽は「余技」のうち。
何かの本で、道八の楽と比べて、木米のは三級品と書かれていましたが、「とんでもない!」と思いました。
この茶碗には、忘筌(ぼうせん)の文字が陰刻されています。茶も形式に拘泥することなかれ、を意味するとか。

 (口径約9センチ、高さ9,5センチ、高台径4,5センチ)

   「お気に入り展」古美術尋&ブリキ星
   11月29日(金)~12月1日(日)
   11:00-19:00
 

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