$ 0 0 タニンバーはインドネシアの東のはずれにある30ほどの島々。 これは、この地で特別な儀礼の際に使われた櫛で、男女の祖先像になっています。 櫛の材質がべっこう製なのは、彼らが海亀を自分たちの祖先の生まれ変わりと信じていたからです。 19世紀にさかのぼるプリミティブです。 この祖先像の造形力には目をみはります。 この櫛が力を発揮していた時代は失われてしまいました。 気のせいか、悲しみのようなものが伝わってくるのです。 (横12~15センチ)