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中西利雄水彩画

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この絵を最初に見たとき、紫、青、緑の色が眼に飛び込んできました。
大正時代の古賀春江に共通する色彩感覚です。
これは、日本の水彩画の代表者といわれる中西利雄(1900-1948)の20歳半ば頃の作。
昭和3年(1928年)に渡仏して以降の作は、がっちり骨太のフォルムに変化しているので、この「ダリヤ」の絵はそれ以前のもの。繊細で初々しく、爽やかな風が吹いています。
(ガラスを付けたままでの写真撮影になっています)

 (紙に水彩 27×33,5センチ、額 50×57センチ)

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