$ 0 0 全身、柔らかな緑釉、耳と目は黄釉の鮮やかな獅子香炉。 力強い頭部とずっしりした姿は、楽二代常慶の香炉を彷彿とさせられます。が、これはより彫刻的で斬新です。 作者は幕末京焼の天才の一人、仁阿弥道八(1783-1855)。 道八の作品群のなかでも、かなり出来のよいものに見えます。 身部の底には、道八の小印が押されています。 獅子の尾に、小さな欠けがあります。 明治~大正頃の保存箱が付きます。 (高さ 10,5センチ)