Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1307

元釉裏紅香炉

Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.
 Image may be NSFW.
Clik here to view.


“幻の”といっていいほど数少ない、元の釉裏紅です。
ざっくりとした絵付けの霊芝風唐草文がいいですね。
酸化銅を使った釉裏紅の発色は、淡く滲んでいます。
造りは分厚くずっしりとして雑器の趣です。
元染の量産がはじまった、元時代後期(14世紀前半)、青花の高級品はイスラム圏の富裕層に輸出され、
青花と釉裏紅の小品は東南アジアに輸出されました。特にフィリピンには、副葬品用に輸出されたといいます。
釉裏紅小品といえども、見る機会は稀で、町田市立博物館には「釉裏紅草花文方壷」が一点所蔵されています。
写真の香炉は、口から2~3センチのニュウがあります。保存箱が付きます。

 (口径7,5センチ、高さ6,7センチ、高台径6センチ)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1307

Trending Articles