$ 0 0 内田巌(1900-1953)は、生涯リベラリストで、ときに酒に頼ることがあっても生真面目に生きた人。 この絵は「パリ風景画(赤い屋根)」で、1931~32年の作品です。 滞欧作なのに、他の日本人画家に共通する精神の高揚感はありません。 巌の滞欧作の風景画を「憂鬱なる風景」と表現する人もいるくらいです。 でもこのパリの絵は、明るい色彩と柔らかな筆致によって、見る者をほっとした気持ちにさせてくれます。 (キャンパスに油38×45,5センチ、額53×61センチ) 価格はお問い合わせください。