和風「タヒチの女」のような裸婦。
これは、竹谷富士雄(1907-1984)がプロレタリア美術運動に参加していた1930年代の作品です。
『日本プロレタリア美術史』(造形社)には、「実際の職場の人を呼んでポーズをしてもらった。バスの車掌さんは、しばしばポーズしてくれた」と書かれています。
当時の「労働者、農民解放のための美術運動」は、“美術の政治への従属”という問題もかかえていたのですが、すぐれた人物を輩出しています。黒沢明もその一人です。
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