私は昔から「見たことがないもの」に反応し、惹かれます。
このパプアニューギニアの頭飾りもそのひとつ。
西荻の「アンタイディ」さんがヘルシンキから仕入れてきたものです。
少数民族、アベラム族のものと聞きました。
植物繊維で編まれていてよい味わいになっています。多分、ヤムイモの収穫儀礼、男性の通過儀礼の際に使われたものでしょう。
アベラム族のものは1960~70年代に大量に日本に入ってきました。多くはプリミティブアートというよりも美術市場のために生産されたものでした。それはそれで貴重で意味のあることだったと思っています。
この頭飾りのように、長年精霊と信仰の世界に生きてきたプリミティブアートは稀少です。
(縦53センチ)
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