一度は、おいでいただきたいと念じた「山の神」。
ほとんどは女神なのですが、これは、ひな人形にも似た男神像です。
古格があり、江戸時代のものです。
全体に黒ずんでいて、よく見るとお顔が墨描きされています。
「山之神」の字もなかなかのもの。
高橋喜平著『みちのくの山の神』(岩手日報社)に、同手のものが紹介されています。
このタイプの「山の神」は、宮城~山形の山間部の「山神堂」に奉納されたものだということがわかります。
渡来の神より、もっと身近で親しみのようなものを感じます。
(高さ22,5センチ)
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