薄いつくりのシャープな造形と力強い輪郭線で描かれたシャチの絵が見事です。
シャチは、神々であったといわれ、ナスカの地上絵のモチーフにもなっています。
ナスカは、紀元前100年~紀元後700年頃、ペル-南部に栄えた文化です。
ろくろもなく、窯もないなかで、このようなモダンな土器がつくられていたのには驚くばかりです。
写真の土器はナスカ前期のもの。日本でいえば弥生時代です。
ワレ修理があります。
この土器が納められている古い箱には、「鳥居龍象(蔵)先生現地にて調査」と書かれています。
鳥居龍蔵がペルーを訪れたのは1937(昭和12)年のことです。そのとき持ち帰ったものと思われます。
(口径21,3センチ、高さ6,5センチ)
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