タイトルは、「宇治川朝」。
陽が昇って間もない、静かで穏やかな空気が伝わってきます。
小品ですが、よい絵です。
1920年(大正9年)「第7回二科美術展覧会」に「宇治川の朝」を出品していることから、
同時期の作品とみて間違いないと思われます。
大正時代の作品の多くは、ブリジストン美術館の収蔵となっています。
額縁にこだわり、パリでは古額を蒐集していたという新太郎ですが、
これも、絵と実によく合った額です。
(板に油 13,5センチ×17,5センチ、額26センチ×30センチ)
価格 70,000円