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外居[行器](ほかい)

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骨太で無駄のない姿。
「まるでエジプトみたい」という言葉がでてしまうほどの造形です。
そして、古い黒漆大好きな者にとっては、この漆黒の世界は何ともいえません。
ほかいは、鎌倉・室町時代の絵巻にもでてくるのですが、食物を他所に運ぶ容器でした。
時には、首桶として使われたこともあります。
江戸に入り、婚礼や祭礼のときに祝いの料理などを入れるようになったとか。
写真のほかいは、鎌倉末〜室町初のものと思われます。
古手として知られる鎌倉東慶寺のものでさえ、江戸初といわれています。

 (径38,5センチ、高45センチ)

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