李朝硯箱
今まで、李朝硯箱といえば、ざっくり系のものしか知らなかったので、 これにはビックリ。 まるで、日本の指物師がつくったかのような繊細さ。 でも、ほっとするような雰囲気がただよっているのは、李朝ならではです。 (9×28センチ、高11,5センチ)
View Article安南染付茶碗
桃山〜江戸前期にかけて、 安南(ベトナム)から沢山の茶碗が請来されたといわれていますが、 これもそのひとつ。伝世品を手にしたのは初めてのことです。 ゆるさと柔らかさが魅力ですね。 16世紀頃の作と思われます。 (口径11,8センチ、高7,8センチ、高台径6,3センチ)
View Article土製五輪塔残欠
鎌倉時代の、掌サイズのぴりっとした五輪塔はいいですね。 何故かあこがれの気持ちがあります。 数年前、山口県安養寺の完品を見たのですが、 手元不如意で涙をのみました。 今回の残欠、安養寺かどうか分かりませんが、 日々ながめて満足しています。 (高5,3センチ) <売約済みになりました>
View Article東部ジャワ土偶2
バギュワニ出土の土偶頭部です。 「大胆な」ヘアスタイル。耳飾り、髪飾りいっぱいの女性です。 匙や鈴などのブロンズ製品と一緒に出土しています。 (高8センチ)
View Article東部ジャワ土偶1
モダンな造形には驚くばかりです。 東部ジャワのバギュワニから、少数出土されている土偶です。 そのすべてが魅力的な女性像。AD1〜5世紀頃のものです。 「インドからやってきた人々がつくった土偶」といわれています。 確かに、ジャワというより、インド的な造形ですね。 首と胴の部分は共継ぎ修理されています。 (高19センチ)
View Article秀衡系椀
艶やかで、古格のある黒漆椀です。 時代は、室町〜桃山。 雲文や植物文を朱漆と金箔で描くのが秀衡椀ですが、 これは加飾前のものと思われます。 産地は、平泉を中心とした一帯といわれています。 (口径13,8〜14,3センチ、高7,3センチ、高台径7,4〜7,7センチ)
View Article雪景色
先日、亀井至一の油絵を見たくて、福島県郡山市立美術館に行ってきました。 至一の油絵には出会えなかったけれど、白瀧幾之助や亀井竹次郎を見て、 明治時代の洋画がますます好きになりました。 写真は、磐越西線の列車から見た雪風景。 写真では伝わらないでしょうが、幽玄の世界がありました。
View Article盥(たらい)
曲物に黒漆、底は低い足が三足あります。 繊細でシャープな造形です。 仏具か、神への供物入れと思われます。 時代は、はっきりとはわかりませんが、江戸初以前でしょうか。 (口径33センチ、高13センチ)
View Article根来 掛花入れ
火縄銃の火薬入れを、掛花入れに仕立てたもの。 戦国時代のいくさで使われたものです。 使い込まれて美しくなった根来の魅力です。 木が枯れていて軽くなっています。ふんわりした形は何ともいえません。 (高13,5センチ)
View Article李朝 筒型ぐいのみ
楚々とした佇まいがいいですね。 李朝後期の堅手でしょうか。 使っていくなかでの変化を楽しめそうです。 (口径6センチ、高5,9センチ、高台径4,5センチ)
View Article会寧の茶碗
ゴロンとして愛らしい小壺。 塩壺として使われてきたものでしょう。 元箱から判断すると、日本に渡ってきたのは明治時代のこと。 浅川伯教さんが、朝鮮に行くずっと前と思われます。 日本に来てから、塩笥茶碗としてお茶に使われてきたものです。 会寧の窯跡調査は、昭和7〜8年頃の浅川さんだけだったと記憶しています。 浅川さんは、会寧について書いています。...
View Article古代瑪瑙(めのう)管玉・丸玉
発掘場所は特定されていませんが、 シルクロードの香りいっぱいの玉。 日本の古墳出土のものと比べて、繊細で優美です。 (玉0,5センチ、丸玉1センチ、管玉2,9センチ)
View Article李朝初期刷毛目平盃
素直で気分のよい平盃。 土台脇に少々カセがありますが、使っていくと蘇りそうです。 口に一カ所小さなソゲがあります。 (口径10,5センチ、高3,7センチ、高台径4,4センチ)
View Article初期伊万里残欠
ずっと手放すことができなかった、初期伊万里茶碗の残欠です。 奥高麗のようにおおらかで、絵付けはアバンギャルド。 今でも手に取ると、ワクワクしてきます。 山小屋窯かな?と思ったりもしましたが、 多分これは、初源の伊万里でしょうね。 (口径13〜13,5センチ、高7,7センチ、高台径6センチ) <予約中です>
View Articleギャラリーうつわノート「残欠展」に参加 2013年3月16日(土)〜26日(火)
川越にあるギャラリーうつわノートの「残欠展」に参加します。 7名の古物商と5名の作家さんたちが純粋無垢な美しいモノを出品するという ワクワクするような企画です。 参加者は、私より若い方々ばかり。刺激をいただけるのが楽しみです。 詳しくは、「ギャラリーうつわノート」のHPをごらんください。 残欠展(ざんけつ展) 2013年3月16日(土)〜26日(火) 会期中無休 営業時間 11時〜18時...
View Article木彫稲荷
室町時代かなと思える稲荷に、初めて出会うことができました。 祠での長い眠りからさめたようなお稲荷さんです。 里のきつねというより、山犬のような雰囲気があります。 白土が美しいです。 (高さ約18,5センチ、横幅約12〜13センチ)
View Article鎌倉時代の金銅仏
静かで気品のあるお顔。 ふわっとした佇まいがいいですね。 これだけ大型で質の高い金銅仏に出会う機会は稀です。 鎌倉時代に、東北〜関東にかけて流行した善光寺式阿弥陀三尊像の脇待です。 昔、北陸のお寺からでたものと聞いています。 (高32センチ) <売約済みになりました>
View Article外居[行器](ほかい)
骨太で無駄のない姿。 「まるでエジプトみたい」という言葉がでてしまうほどの造形です。 そして、古い黒漆大好きな者にとっては、この漆黒の世界は何ともいえません。 ほかいは、鎌倉・室町時代の絵巻にもでてくるのですが、食物を他所に運ぶ容器でした。 時には、首桶として使われたこともあります。 江戸に入り、婚礼や祭礼のときに祝いの料理などを入れるようになったとか。...
View Articleダヤク族 木彫
プリミティブなのにポップ。 古いオリジナルに、ペンキでシャツやパンツを着せられています。 ヨーロッパ文明に影響されたダヤクの人自身によるペイントです。 (高44センチ)
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