$ 0 0 浄瓶や水注は寺院の仏具で、猿投の「専売特許」のようなもの。 この浄瓶は猿投のシャープさはなくて、ほんわかしてゆるい造形が魅力です。 陶土は水簸(すいひ)されていて細かな土。 釉薬はなく、意図的に灰がかからないように焼かれているように見えます。 時代は平安中期~後期頃のもの。 美濃周辺の須恵器系の窯で焼かれたものと思われます。 (高さ32,1センチ、口径6,5センチ、底径10,4センチ)