$ 0 0 インドネシアの島々の中でも、ニアスの木彫は抽象化されて、大胆な造形。 アフリカ彫刻に近いものがあります。 この木彫も、胴体は動物で頭部は子どもの顔に見える不思議な形。 堅い木が使われていて、19世紀にさかのぼるものです。 これは、「調理道具」のひとつで、ココナツおろし。 頭部に、おろし金具を差し込む穴が開いています。 昔ニアスでは、ココナツおろしは子どもの役割だったとか。 ただの道具なのに、工芸以前のプリミティブの世界を感じることができます。 (横最大42センチ、高さ最大19センチ)