$ 0 0 猿神は、ヒンドゥーの聖典ラーマーヤナに起源をもつ神さま。 モルッカ諸島タニンバー出土で、AD6~10世紀頃のもの。 蝋型鋳造で、繊細で品格のある造形です。 後世のワイルドな猿神とは異なります。 製作者の指紋の跡がはっきりと残っています。 古代モルッカ諸島は香料貿易で栄えた王国があり、10世紀、ジャワの軍隊によって滅亡したという伝承があります。 この猿神も、古代モルッカ王国の遺物と思われます。 神さまだけれど、身近で愛玩したいような趣です。 (高さ7,3センチ)