東大寺八角燈籠拓本
拓本は、「拓本をとる人の表現」と聞いたことがありますが、これはとても見事な出来。 天平工芸の世界が伝わってくるようです。 奏楽の天人、音声(おんじょう)菩薩が縦笛を吹くお姿がいいですね。 両肩から下る天衣は大きくうねっています。 大仏殿正面に建つ八角燈籠は、東大寺創建時のもので、国宝に指定されています。 (軸67×135センチ、本紙49×84センチ)
View Article小原紹一郎 が遺したもの ー自作の陶磁器と骨董コレクションー(主催・大隅剛)
「小原紹一郎が遺したもの」展始まる 本日より4日間、大隅剛さん主催による「小原紹一郎が遺したものー自作の陶磁器と骨董コレクションー」の展示即売会が開催されます。グラフィックデザイナーとして、晩年は帆風美術館の館長として活躍された小原さんの世界を知ることができます。 会期 9月13日(金)~16日(月) 12:00~19:00 会場 ギャラリーブリキ星 問い合わせ先...
View Article不動明王の火炎光背
火炎光背を、それだけ単独で見る機会は稀ですが、ダイナミックな彫刻で、見ごたえがあります。 インドの伝説上の霊鳥迦楼羅が火炎を吐き出して、私たちの煩悩を焼きつくしてくれるとか。 よく見ると、火炎のなかに迦楼羅(カルラ)と見られる鳥が彫られています。 (本体長さ72,5センチ、台座含む80,5センチ) <売約済みになりました>
View Article唐三彩杯
上がりのよい三彩の杯。見込みには釉薬が溜まり銀化しています。 鉛釉が使われているので実用には不向きです。 唐三彩の多くは明器ですが、宗教的儀礼でも使われていたとか。 7~8世紀のものです。 (口径6,3センチ、高さ3,2センチ、底径2,5センチ)
View Article李朝民画
松の木にとまる鵲(かささぎ)と、それを見上げる虎の図。 李朝民画の定番なのですが、生き生きして楽しくなってくる絵です。 古来、虎は山神信仰からきていて、魔除けだったといわれています。 それが世俗化して、このような姿に。 いばっている虎さんに、鵲が「お前は空を飛べないだろう」と言っているとか・・・。 (軸177×46センチ、本紙100×33,5センチ)
View Article[ニシオギ空想計画Vol.2]に、ご協力のお願い
[ニシオギ空想計画Vol.2]に、ご協力のお願い お忙しいところ、急なお願いで申し訳ありません。 私たち「西荻窪の道路拡張を考える会」は、11月3日(日)~23日(土)に、 西荻のまちで4~5か所を会場にして開催される「ニシオギ空想計画Vol.2」(別紙ご参照ください)に参加することになりました。...
View Article須恵器広口壷
薄くてシャープで見事なろくろ技術です。 全体に黒く焼き締まっていて、自然降灰がよい景色になっています。 大きな口径部は、ラッパ状に外反し、三段の沈線が引かれ、櫛目波状文で埋められています。 6世紀、古墳時代後期のもので、ほぼ無傷です。 (口径18センチ、高さ23センチ)
View Article本日から、わたなべいくこ展開催です
わたなべいくこ展「ホシノメアテ」 本日より7日間、わたなべいくこさんの個展「「ホシノメアテ」が始まります。 ブリキ星での、作家さんの展示は実に10年ぶり。ドキドキしています。 会期 9月28日(土)~10月4日(金) 11:00~19:00 会期中、わたなべいくこさんは在廊しています。
View Articleすごい盛り上がり! 再開発反対ライブ&トーク (「西荻窪の道路拡張を考える会」ブログ転載)
(「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログからの転載です) (9/4 高円寺再開発ちょっと待った LIVE&TALKの会場) 西荻ではありません、高円寺です ものすごい熱気でした。 高円寺も同じく都市計画道路227号線の道路拡幅計画があり、すごい反対運動が展開されて、昨年の区長選のさなかに田中区長は「見守る」と宣言して、現在は凍結状態。 でも高円寺の人たちは、気をゆるめてはいないのです。...
View Article区長あて要望書に、2ヶ月経って回答が届きました(西荻窪の道路拡張を考える会)
「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログからの転載です 都市計画道路補助132号線に関する要望について(回答) 第三回定例会で質問を聞く、田中良杉並区長 やっと届いた、「要望書」への「回答」。しかし、内容は「杉並区実行計画に基づき事業化に向けて手続きを進めて行く」と、酷いものです。...
View Article明日から、古美術28の展示会です(10/12日~15日)
最大級といわれる台風19号が関東地方を直撃するといわれている中で初日を迎える、古美術28の展示会です。 ●12日は、台風予報で中央線が12時でストップのため、開始時間を予定より1時間早めて11:00オープン。2,3時間で清水さんは帰られますが、そのあとはブリキ星で対応いたしますので、ご来店の際はチャイムを鳴らしてください。 12日(土)、13日(日)...
View Article金製猿神像
猿神は、ヒンドゥーの聖典ラーマーヤナに起源をもつ神さま。 モルッカ諸島タニンバー出土で、AD6~10世紀頃のもの。 蝋型鋳造で、繊細で品格のある造形です。 後世のワイルドな猿神とは異なります。 製作者の指紋の跡がはっきりと残っています。 古代モルッカ諸島は香料貿易で栄えた王国があり、10世紀、ジャワの軍隊によって滅亡したという伝承があります。 この猿神も、古代モルッカ王国の遺物と思われます。...
View Article縄文時代の石冠型土製品(土冠)
ここ十年、私は縄文時代の祈りの道具に夢中で、石冠はいくつか手にしましたが、土冠は初めてのことです。 いろいろなタイプがありますが、突起した形は男性性器で、底の凹みは女性性器をあらわすという見方がされています。 呪術、儀礼の場で使われたと思われますが、詳しいことはわかりません。 この土冠は、縄文時代後期のもので、茨城県、椎塚貝塚の出土です。 (高さ9,2センチ、底最大7,5センチ)
View Article浄瓶
これは東部ジャワ出土の浄瓶で、ブロンズ製です。 仏教とヒンドゥーが融合した造形になっています。 清水を入れる注口は、インド神話に起源をもつナーガ(蛇神)の姿。 水を出す頂部までの細長い管は仏塔を見るようです。頂部と胴の上下には蓮弁文があります。 ジャワの浄瓶は、9~14世紀まで様式的変化はほとんどありません。...
View Article田辺 至 デッサン
田辺至(1886-1968)が文部省在外研究員として渡欧していた、1923年(大正12年)パリでの作です。 日本画で、本画より下絵のほうが凄いと感じるときがありますが、洋画でも油絵よりデッサンのほうがいいと思うこともあります。 この至の裸婦のデッサン、油絵よりはるかに魅力的です。 (本紙29×38,5センチ、額46,5×56,3センチ)
View Article11月3日~12日 ニシオギ空想計画参加「SAVEニシオギ展」開催
<「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログからの転載です> 明日からです。 11月3日(日曜日)~12日(火曜日) 12時ー18時 ニシオギ空想計画に参加 「SAVEニシオギ展」開催します。 会場はギャラリーブリキ星(西荻北5-9ー11) 「ニシオギ空想計画Vol.2」未来のニシオギってどんなかな 「西荻窪の道路拡張を考える会」として、企画に参加しました。 都市計画で道路拡張になってしまったら、...
View Article墨書土器
平安時代頃の薄手の土師器です。 底に「加」の文字の墨書きがされているのが、とても珍しいです。 白川静『字通』によれば、「加」の文字の「力」は農具の鋤(すき)の象形。 「口」は祝いの作物を収める器だとか。 豊作を祈る儀礼に使われたという可能性があります。 いろいろな解釈が可能で、単に持ち主の名前だったかもしれません。 (口径12,6センチ、高さ2,5センチ)
View Article初期伊万里白磁変形猪口
愛らしく、小さいながらもひきしまった造形です。 生掛けの釉薬も美しく、見込に貫入があるものの、ほぼ無傷の状態です。 元は、向付か蓋置だったと思われます。 古九谷の時代に入った陽刻文タイプは時々見かけますが、初期のものは珍しいです。 (径最大3,8センチ、高さ4センチ)
View Article「お気に入り展」 古美術尋&ブリキ星
「お気に入り展」の開催が近づいてきました。 今回はじめて図録を作りました。 表紙は、室町時代の狐の狂言面です。 平安時代末~鎌倉初の伝高山寺文書箱、縄文からジャンクまで楽しめるモノが集まっています。 図録にはごく一部しか紹介していませんが、沢山の狐さんも大集合します。 「お気に入り展」2019.11.29(金)ー12.1(日) 11:00~19:00
View Article本日から「蚤の市で見つけたもの 2019秋」展が始まります
恒例の、大隅剛さんが全国の蚤の市で集めたもの500点の展示即売会です。 日本・西洋の古陶磁、李朝の工芸からジャンクまで。 今回は、アフリカ・インドネシア・インド・アフガニスタン・トルコなどの古い布地が大集合しています。 みなさまのお越しをお待ちしています。 会期 11月16日(土)~24日(日) 11時ー19時 お問合わせ先 080-1252-4053(大隅 剛)
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