塚本茂(1903-1983)の滞欧作、「マントの古橋」。
風景のなかに入り込んでしまいそう・・・
裏には、自筆の文章が書かれています。
「パリ北郊 美しいカテドラルの在る
コローがよく画いてるドイツ国境えの
国道の新橋と併行してる石の橋
人だけ 車は通さない
一九三六 秋 静かなるセーヌの下流」
塚本茂は、東京美術学校を卒業後、鵠沼に移り湘南中学の美術教師になった人。二回渡欧していますが、一回目の渡欧作に傑作が多く、この絵もそのひとつです。
(ボードに油 38×46センチ、額56×63センチ)
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