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Channel: お気に入り いろいろ
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天平時代の平瓦

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ただ、眺めていて美しいオブジェ。
これは奈良時代後期の平瓦で、時々見かける国分寺瓦と同手です。
粘土をプレスする押型具のあとが、格子文様のようになっています。
奈良元興寺極楽坊の伝来があります。

 (31×41センチ)
  価格 35,000円

鍋島青磁向付

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渋く沈んだ緑色の発色、分厚くかかった釉薬と複雑に展開する貫入が特徴の鍋島青磁です。
中国南宋の郊壇官窯青磁を手本にして、その再現を試みたものです。
時代は諸説あり、昔は鍋島創業期のものといわれたこともありましたが、今では18世紀前半頃ということで落ち着いたとか。
無傷で5客セットです。

 (縦 約12センチ、横19センチ)

古代ブロンズ腕輪

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深みのある緑青と力強い造形のブロンズ製腕輪。
古代王族の副葬品で、中部ジャワの発掘品です。
動物の目のような文様があります。
インド神話のナーガ(蛇神)にも、古代中国の辟邪にも見えます。
紀元前1~4世紀頃のもので、ドンソン時代のものといわれています。
インドネシアでは、紀元前のものはすべてドンソンという、大ざっぱな時代認識です。
北部ベトナムを中心としたドンソン文明と同一の文化圏だったかは定かでありません。

 (径 11センチ)
価格 60,000円

明日からGallrey ONOさんの展示会開催です

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オリエントの考古美術と絨毯を商って34年。
岡山のGallery ONOさんの展示会が、明日から開催されます。

Gallery ONO ブリキ星さんで、春
とき 2017.4.1(土) 10:00~18:00
          2(日) 10:00~17:00

主催 Gallery ONO
   〒700-0903 岡山市北区幸町9-11
   tel/fax:086-225-1772

高麗青磁茶碗

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柔らか、ずっしりの趣で、お茶にも使えそうな手取りのよさ。
これは、12世紀にさかのぼる高麗青磁の茶碗です。
青磁釉は渋くて暗緑色の発色、細かな貫入が特徴です。
高台から口にかけてのラインが美しく、素文で縁の内側に一本の線が入っています。
縁に若干のソゲがあります。箱はありません。

 (口径 16センチ、高さ7センチ)
価格 60,000円

古唐津小服茶碗

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堅く焼きしめられて、釉薬の発色もよく、野性味ある唐津。茶陶からはなれた雑器のよさでしょうか。
発掘品なので、呼び継ぎ、ワレ修理、見込みには火ぶくれ、ガタツキもあります。
桃山~江戸初のもので、保存箱がつきます。

 (口径10,5~11センチ、高さ6センチ)

お花見

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あと何回、桜を見ることができるかな、
という気持ちになって、今年初めて善福寺公園へ。
桜は、まだ四分咲き。
ほんわり暖かい日差しの中を歩いて、気持ちのよいひとときでした。

縄文時代の石匙

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今まで数多くの石匙を目にしましたが、これは、とびきり美しい形の4点です。
良質の石が選ばれ、両面加工されています。
石匙は、つまみにヒモを付けて持ち歩く携帯用ナイフだったといわれています。
つまみに、接着剤として使われた天然タールが黒く残っているものもあります。
縄文時代、前期~中期のもので、東北地方の縄文遺跡からの出土です。

 (横幅 4,5~6センチ)
  <売約済みになりました>

熊谷幸治さんの土器

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てらいのない形をした美しい壷です。
縄文とか弥生の写しではなく、かといって、あるべき姿というものでもなく・・・
熊谷さんとの付き合いは、彼が学生だったときから。
以来ずっと、土器づくり一筋でした。

 (高さ19,5センチ、口径13,5センチ、胴径25センチ)
  価格 25,000円

美濃天目茶碗

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小ぶりながら、楚々として、実に気持ちのよい天目茶碗です。
腰のふくらみがなく、丈の高いタイプで、全体に(高台内を除いて)、灰釉がかけられています。
このような灰釉天目茶碗は、志野や黄瀬戸に先立って焼かれたといわれています。
2センチほどの微かなニュウがあるだけで、良好な保存状態です。
保存箱が付きます。

 (口径11,5~12センチ、高さ6,7~6,8センチ、高台径5センチ)
  価格 55,000円

佐波理 鉢

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近年まで、お寺にあったといわれる大きくてずっしりと重い鉢です。
肩の張りとゆるやかな曲線は、中世の鉄鉢を見るかのようです。
口縁が肉厚で、内側に反っているのも、古い様式です。
江戸時代以前のものと思われます。

 (径20,8センチ、高さ9センチ)

青磁象嵌の初期伊万里

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三羽の鶴と雲が古風で愛らしいです。
鶴の目や羽先には黒っぽい染付がされ、最後に青磁釉がかけられています。
百間窯で焼かれたといわれています。
茶入れとして伝世してきましたが、香炉の転用だったかもしれません。
 
 「春の鎌倉古美術展」に持っていきます。
  2017年5月6日(土)、7日(日)
11時~17時30分
  西御門サローネ 

春の鎌倉古美術展に持っていきます

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写真は、内藤瑶子さんの木版画。18歳のときの作品です。

来週、5月6日(土)・7日(日)は「春の鎌倉古美術展」。
そのときに、古いモノと一緒に並べます。

鎌倉・西御門サローネへ、みなさまのお越しをお待ちしています。

高麗青磁鉄絵広口瓶

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一度手にしてみたかった本家絵高麗。草花の中に舞う、二対の蝶々がいいですね。
一見下手だけれど、品があり、渋い味わいです。
これは12世紀のもの。貫入はなく鉄釉部分に少し剥離がみられますが、完器に近い状態です。

 (高さ17センチ、口径6センチ、底径6センチ)
価格 75,000円

青森へ

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もう5月です。
写真は、桜散る中での鯉のぼり。
先日、十和田市現代美術館に行ったとき途中で見かけた風景です。
青森ならではの情景に思わずパチリ。
村上隆さんの「スーパーフラット現代陶芸考」も、記憶に残る展示でした。

弥生土器

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穀物貯蔵用の大型の弥生土器です。
草花を入れることで完結しそうな、ほどよいゆるやかさがいいですね。
小さな欠け、ニュウがあるだけで、よい保存状態です。
戦前の発掘品で、古い箱が付きます。

 (口径17センチ、高さ31センチ、底径7,5センチ)
  価格 35,000円

木彫薬師如来坐像

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久しぶりに、鎌倉時代にさかのぼる仏さまにおいでいただきました。
左手に薬壷があるので、病気を治してくれる仏さま。
檜、玉眼の寄木造りです。
両手は江戸時代の後補、向かって右眼も修理があります。

 (高さ19,5センチ、横16,5センチ)

中西利雄水彩画

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この絵を最初に見たとき、紫、青、緑の色が眼に飛び込んできました。
大正時代の古賀春江に共通する色彩感覚です。
これは、日本の水彩画の代表者といわれる中西利雄(1900-1948)の20歳半ば頃の作。
昭和3年(1928年)に渡仏して以降の作は、がっちり骨太のフォルムに変化しているので、この「ダリヤ」の絵はそれ以前のもの。繊細で初々しく、爽やかな風が吹いています。
(ガラスを付けたままでの写真撮影になっています)

 (紙に水彩 27×33,5センチ、額 50×57センチ)

大隅剛さんの展示会始まる

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今日から、ブリキ星を会場にして大隅剛さんの展示会が始まります。
全国の蚤の市で集めた約500点を展示・即売です。
ギャラリーは、大隅ワールド全開。みなさまのお越しをお待ちしています。

 蚤の市で見つけたもの 2017春

 5月13日(土)ー21日(日) 11:00ー19:00

永楽保全 伊賀うつし

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江戸後期の京焼の面白さを知ったのは、ここ数年のことです。
保全の写しものは、華美な世界に収まりきれないところが好きでしたが、
この伊賀のうつしには、驚きました。
骨太で彫刻的で、これほど造形力のある人だったとは。
支援者であった、三井か鴻池所蔵の古伊賀水指しをうつしたと思われますが、質の高い現代彫刻を見ている感覚に陥ります。
伊賀の土が使われていて、精作にしか押されなかったという「河濱支流」の丸印があります。
江戸時代の元箱があり、底には文政元年(1818年)の年号が入っているので、保全青年期(23歳頃)の作だということがわかります。保全の経歴や伝承には、意外なほど不明な点が多いので、貴重な事例かと思われます。

 (高さ29センチ、口径9,5センチ、底径11センチ)
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