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縄文時代の石器

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いずれも、生活道具としての石器ですが、完成度の高さに脱帽です。
左は縦型石匙で、縄文時代前期のもの。下のつまみに紐を付けて腰に下げる携帯用ナイフのようなものです(縦6センチ)
真ん中は石錐(きり)で、縄文時代前期~中期のもの。穴をあける道具でした。皮に穴を開けたりして衣服をつくるときの裁縫道具だったのかもしれません(縦5センチ)。
右は尖頭器(せんとうき)で、狩猟用の槍先。旧石器末~縄文初頭のタイプです(縦6センチ)。
3点とも、東北地方の旧石器末~縄文中期の遺跡からの出土品です。

(3点セットで、23,000円)

縄文時代の磨製石斧

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石斧は、縄文の人たちが建物や舟や木の道具を作ったりするときの工具といわれています。
この石斧は美しい石が選ばれ、全体がていねいに研磨され、まるでブランクーシが作ったオブジェのよう。
実用の域を超えています。
東北地方の縄文遺跡からの出土品です。

 (上 長さ12センチ、下 長さ13センチ)
  価格 セットで35,000円

オランダの木鉢

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永年、土の中で眠っていたオランダの木鉢です。
ろくろ目が残り、歪んで波打つ姿が美しいです。
17世紀にさかのぼるもので、木製の発掘品は希少です。
古いワレ修理があります。

 (径26,5~28センチ、高さ5,5~7センチ、底径7,5センチ)
  価格 29,000円

グッドスマイル作品展

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明日から2日間、ひまわり作業所(杉並区内にあります)の作品展が、ブリキ星を会場にして開かれます。
とっても楽しい展示です。どうぞお越しください。

 グッドスマイル作品展
 2日(金曜日) 11時~16時
 3日(土曜日) 11時~15時30分

赤い招き猫

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ぱっと見は野暮ったいけど、じんわりと愛らしさが伝わってきます。
招き猫の型で、素材は陶器です。

 (高さ24センチ)
価格 15,000円

献上唐津茶碗

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腰の張った安定感のある器形です。
全体に雲鶴文の印刻象嵌がありますが、使い込まれて馴染み、古格さえ感じます。
高台の削りは鋭く、灰釉を四角状に掛け残しています。
唐津、唐人町の御茶盌窯で焼かれたもので、江戸時代中期のものと思われます。
写真にあるように、何本かのニュウがあり、縁には修理があります。
古い漆の修理が一部浮いているところがありますが、使用には問題ありません。

 (口径11センチ、高さ9,2センチ、高台径5,4センチ)
<売約済みになりました>

縄文時代のネックレス

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これは、今から3800年~3500年前、日本列島の最北端、礼文島の縄文人が作ったビーズです。
ビノスガイの貝殻を小さく割って形をととのえ、メノウ製のキリで穴あけてビーズが作られました。
貝玉ともいわれています。
礼文島の船泊遺跡のお墓から4500個もの貝玉が発掘され、一括して国の重要文化財に指定されています。
写真の貝玉は、直径6ミリ~9ミリ、約200個をつなげてネックレス状にしてあります。

 

古代ギリシャ陶器

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紀元前5~6世紀のレキュトスと呼ばれている香油入れです。
厚さ4~5ミリの薄いつくりで、形がシャープです。
大型のギリシャ陶器の多くは、過剰なほどの直しがされていますが、このレキュトスは共直しもなく、気持ちのよい姿を保っています。

 (高さ 25,5センチ、底径11,5センチ)

プリミティブ アート SALE 中川伸二さん

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本日16日(金)から三日間、
中川伸二さんの「プリミティブ アートSALE25%~75%OFF」が開催されます。
アフリカ、インドネシア、インド等の、布、木の物、石の物が展示即売です。
どうぞお越しください。

 6月16日(金)~18日(日)
 11:00~19:00

三島唐津茶入れ

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小さいながら引き締まった形で、渋い趣の茶入れです。
赤黒い陶土に印花文が押され、白泥をすり込んだ後、釉薬をかけて焼かれています。
桃山~江戸初のものと思われます。
古い牙蓋が付きますが、箱はありません。

 (高さ3,3センチ、胴径7,2センチ、高台径3,5~3,8センチ)
 価格 35,000円

*現在、パソコンが破損しているため、メールをいただいてからの返信に時間がかかる場合があります。
 よろしくお願いします。

ジェンネ筒型土器

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経筒の外容器を見ているような静かな佇まい。
これは、西アフリカのジェンネから発掘された土器です。
全体に横線と幾何学的文様が入っていて、12~16世紀のものといわれています。
写真にあるように、縁に欠けがあります。
ジェンネは、西アフリカ、マリの交易都市として栄えたところで、旧市街地は世界遺産に指定されています。

 (高さ25センチ、口径16センチ、底径15センチ)
  価格 50,000円
  

古い釘抜きハンマー

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長い間土の中で眠っていたことを想像させる大具道具です。
鉄の質感も、私の知っている16~17世紀のヨーロッパとは違い、中世を感じます。
古代ローマの時代からあったといわれる釘抜きハンマーですが、
釘抜きの頭部が柄に向けて曲がり、テコの原理を利用した形になったのは1840年以降とのこと。
このハンマーはヨーロッパ10~11世紀のものと聞き、いろいろ調べたのですが資料確認ができません。

 (長さ22,4センチ、頭部12センチ)

大内塗盆

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菊や秋草を描いた漆絵と「四菱文」の金箔貼りが特徴の大内塗。
明治に入って再興されたキラキラ、テカテカしたタイプのものは見かけるのですが、
これは江戸時代にさかのぼるもので、渋くて品があります。
大内塗は室町時代、大内氏が都の漆職人を山口に呼び寄せて、始まったといわれており、
朝鮮貿易品として数多く輸出されました。

 (径29,5センチ、高さ3センチ)
  価格 35,000円

縄文時代の岩偶

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手足を省略した人がた表現が見事です。
突起状の頭部、肩にパットが入っているように見える「肩パット型岩偶」の特徴をもっています。
ウエストを大きくしぼった形は珍しいです。
柔らかい凝灰岩ではなく、堅い石を削り研磨してつくられています。
ワレ修理があります。
大型住居があった、東北地方縄文時代前期の遺跡からの出土品です。

 (高さ10,8センチ)

縄文時代 三脚石器

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縄文のパワーを感じる力強い造形です。
やや堅めの頁岩(けつがん)を打ち欠いて三角状に形成されています。
使われた痕跡がないことから、祭祀具(祈りの道具)だったといわれています。
東北地方の縄文時代後期~晩期の遺跡からの出土品です。

(縦9センチ、横9センチ)

縄文時代のクマ形石製品

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足を止めて、ちょっと頭部をかしげる姿がいいですね。
この彫刻の制作者、縄文のヒトにアッパレです。
縄文の人たちにとって、クマは王者で、カミのようなもの。
この硬質砂岩製のクマさんも、さぞや霊力あふれる存在だったのでしょう。
胴体に二箇所穴があいています。
狩猟祭祀のときには、ここに紐を通して祭祀のリーダーであったシャーマンの首にかけられたのではないかと、妄想してしまいます。
顔の部分に欠損があるだけで、保存状態も良好です。
クマに関する縄文遺物は、土、石あわせてもそれほど多くなく、三内丸山遺跡でも二点のみ。
これは、東北地方の縄文後期~晩期の遺跡からの出土品です。

 (高さ7,5センチ、横12センチ)

津田正周の油絵

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雪化粧した切り立つ山々は、太白山脈。
手前には、わらぶき屋根の草家の集落が描かれています。
絵のタイトルは「朝鮮風景」。
津田正周(1907-1952)は、作品数が少ないので、あまり知られていないのですが、
私の大好きな絵描きの一人。
この絵は、小品ながら神奈川近美所蔵の「裏街」と並ぶ、彼の傑作だと思います。

 (板に油 15,5×22,5センチ 額 32×38,5センチ)

太田喜二郎の油絵

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太田喜二郎(1883-1951)は、京都西陣で生まれ、京都中心に活躍した画家。
この絵も京都の「愛宕山」です。
初期の点描技法と違い、伸びやかな筆致で、すがすがしい絵です。

 (絵 21,5×27センチ、額39,3×45センチ)
  <売約済みになりました>

糸島出土の土器

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北九州糸島出土の壷形土器、とても大きいです。
おおらかで、発掘ほやほやの雰囲気で、古代からの風が吹いてくるようです。
丸底なので、ゴロンと横にすると、球形のオブジェ。
約9ミリの厚さがあり、比較的高温で焼かれています。
「土師器~須恵器への過渡的な土器」ということで、購入しました。
しかし、九州の土師器や朝倉窯などの初期須恵器との共通点が見つかりません。
私には、弥生中期末~後期にかけて朝鮮半島から渡ってきた「朝鮮半島式土器」に見えてきます。
この時代、九州北部と朝鮮半島との相互交流が活発でした。
九州北部からは朝鮮半島からの鉄器、青銅器、土器が出土する一方、彼の地の遺跡からは数百の弥生系土器が出土しています。

 (口径15センチ、高さ37センチ、胴径31センチ)

合鹿椀

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合鹿の豪快なイメージとは違って、一見平凡。しかし、手にすると楚々として味わい深い姿形が見えてきます。
力強い高台が魅力的です。
ロクロによる木地の仕上げは薄手で、手斧によるハツリ目を残しています。布着せや高台内の漆が省略されています。
内側の漆は茶褐色に変色しています。
柳田村発行(平成5年)の『合鹿椀』では、合鹿椀の流れを一期~八期に分類していますが、
それによると、この合鹿椀は後期~末期に当たります。
しかし、近年の研究では、この分類の大幅な見直しがすすめられて、時代判定が逆転しているとも聞いています。

 (口径 約13センチ、高さ8,5センチ、高台径7センチ)
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