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麦わら片口鉢

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さりげない連続縦線文様が、瀬戸麦わら手の魅力。
江戸時代後期から現代にいたるまでつくられている人気デザインです。
この大きな片口は、線にやや硬さがあるので、明治時代に入ってからのものと思われます。
無傷です。

 (径18センチ、高さ10,3センチ、高台径8センチ)

初期伊万里鉄釉壷

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渋くて深みのある黒がいいですね。
吸坂手のような茶系統の鉄釉が外側全体に施されています。
その上から、より鉄分の濃い釉薬が二度がけされています。
初期伊万里壷の染付は数多く残っていますが、全体鉄釉のものはごく稀です。
これは、鉄釉の優品が多いことで知られる百問窯のものです。
口縁の薄いソゲと高台に小さなカケがあるだけで、保存状態は良好です。
保存箱が付きます。

 (口径8,5~9センチ、高さ12,5~13,5センチ、高台径5,5センチ)
  <売約済みになりました>

ヨーロッパの紋章と古民藝展

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本日15日より17日までの三日間、四方堂さん主催の、
「ヨーロッパの紋章と古民藝展」がはじまります。
ヨーロッパからの選りすぐったものを集めています。
トスカーナ地方に眠っていたという17世紀イタリアの紋章は、
滅多に観る機会がないものです。
みなさまのお越しをお待ちしています。

 会期 9月15日(土)~17日(月・祝)
    15日・16日は12:00~19:00
    17日は11:00~17:00
 主催 四方堂
    HP:shihodo.tictail.com
e-mail:brocante.antique@gmail.com

竹籠に秋草の蒔絵

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宗達を見るような、秋草の蒔絵がいいですね。
竹籠に蒔絵の手文庫は、初めて見るものです。
表蓋には鉛板を使った古い修理がありますが、よい景色になっています。
金具も当時のままです。
内側は、鉛板のお月様に秋草の意匠。
残念なことに、金泥の塗り直し等の修理があります。
江戸時代の古い元箱が付きます。

 (19,5×22センチ、高さ6センチ)

名品とガラクタ展~ギャラリーカネココレクションより~ 9/29ー10/7

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本日より9日間、ギャラリー金子さん主催の「名品とガラクタ展」がブリキ星を会場にして始まります。
藤田嗣治の「猫」、寺内萬治郎の「裸婦」などの名品や、江戸期の古画、手頃な茶道具などが展示されています。
皆様のお越しをお待ちしています。

 名品とガラクタ展~ギャラリーカネココレクションより~
  2018年9月29日(土)~10月7日(日)
  13:00ー18:00
  会場 ギャラリーブリキ星

縄文時代の耳飾り

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美しい丹塗りの耳飾り。
今つくられたばかりのような、うぶな佇まいです。
これは、今から約3000年前、縄文時代晩期のもので、榛東村、茅野遺跡の出土品です。
茅野遺跡のものは、榛名山の火山灰におおわれていたために、保存状態抜群です。

 (径3,4センチ、厚み1,7センチ)

異色の唐津茶碗

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一見すると、李朝のような灰青色の茶碗。
手にとると、ずっしりと重く、半陶半磁のように堅く焼かれているのに驚きます。
全体に厚手に成形されています。
土見は、高台内の低い兜巾の部分だけ。
高台は端正なつくりです。
この茶碗は茶人の注文によってつくられた高麗茶碗の写し。
百聞窯で焼かれた江戸初期の唐津の茶碗に見えます。
百聞釜は、初期伊万里と唐津が同時に焼かれていたことで知られています。
無傷です。保存箱が付きます。

 (口径13センチ、高さ6,8センチ、高台径6センチ)

秋の鎌倉古美術展(11/10・11)に持っていきます ーアイヌ木彫ー

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プリミティブの匂いが、かすかに残っているアイヌの木彫です。
明治政府による同化政策で、伝統文化が壊されていく時期の木彫と思われます。
今まで、この手の残欠は眼にしたことがありますが、
これだけよい保存状態のものは初めてです。
(横34センチ、高さ19センチ)

 秋の鎌倉古美術展 旅するものの集う市
 2018年11月10日(土)・11日(日)
 11時~17時
 西御門サローネ(旧里見弴邸)
 鎌倉市西御門1-19-3

 お問い合わせ 0467-60-4752(一閑)

古伊賀の壷

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静かで控え目なのに、存在感のある壷です。
信楽のようにも見えますが、陶土のなかにポツポツとした鉄の粒子が確認できるので、これは伊賀。
それも、鎌倉~南北朝時代の古伊賀と思われます。
以前、佛土寺出土の伝来がある古伊賀を扱いましたが、この壷と同様の白く焼き上がった土でした。
肩には、鋭い線刻の窯印があります。
写真にあるように、口にカケが、底には穴があります。
底は意識的に穴をあけたように見えることから、この壷は骨蔵器だった可能性があります。

 (高さ32,5センチ、口径14,9センチ、底径15,5センチ)
<売約済みになりました>



北宋時代の臼形石製品

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いかにも古代中国らしい八角形の石のオブジェ。凛として力強い造形です。
八角形は古代道教の政治思想を表すものといわれています。
この用途が何だったのか、いろいろ資料をあたっても類例がなく確定できないできました。
殷の墳墓からは、旗や門の軸受け、顔料をつくるための臼などの分厚い石製品が出土しています。
でも、写真の石製品はずっと後の時代(11世紀頃)のものです。
この石製品は、凹みの部分が比較的浅く使用痕が残っていることから、
顔料、薬物などを製造した臼の可能性が高いと考えています。

 (径22センチ、高さ7,5センチ、底径27センチ、重さ8,8キロ)

秋の鎌倉古美術展(11/10・11)に持って行きますー鶏形埴輪ー

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よいお顔の鶏さんですね。保存状態も抜群です。
鶏形埴輪は、あらゆる埴輪の中でも特別なもの。
首長の支配権の象徴だったため、古墳の頂部から出土します。
天照神話では、鶏が鳴いて太陽が顔を出します。
鶏は太陽神信仰を支える霊鳥だったのです。
群馬県太田市出土の伝来があります。

 (高さ本体11,5センチ、台座含む16,5センチ)

 秋の鎌倉古美術展~旅するものの集う市~

 2018年11月10日(土)11日(日) 11時ー17時
 西御門サローネ(旧里見弴邸)
 鎌倉市西御門1-19-3

信楽の壷

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堅く焼きしめられゴリッとして、形はややいびつ。
花が映えそうな壷です。
肩に二本の沈線がある二筋壷は珍しい。伊賀では見ますが、信楽では初見です。
素地はきめ細かく、鉄分の多い化粧土が塗られているように見えます。
茶道具ではなく普通の壷なのに、不思議なことです。
室町時代のものと思われます。
写真にあるように、口がほとんど欠けています。
底から上にかけて、約10センチのニュウがあります。

 (高さ31センチ、口径9センチ、底径11,5センチ)
  <売約済みになりました>

「ブリキ星」がなくなるかも・・・

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店の前を走る道路(補助132号線)を広げる都市計画は、50年以上前からあったのですが、突然動きはじめました。
西荻窪駅から北へ、青梅街道までの約1キロの道路幅を現在の11メートから16メートルに拡張する計画です。
実行されれば、ブリキ星の店舗は数年のうちに壊されてしまいます。
個性的な店がいっぱいあって散歩が楽しい西荻の街に、広い道路は似合わない。
なんとかこの計画をストップできないかと、近所のみなさんと話合いを重ねている日々です。

「ブリキ星」がなくなるかも・・・・ その2

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都市計画道路拡張の理由、それほんと?

写真は、道路沿線にある東京ガスの敷地です。広くて古い塀に囲まれていて、いつもひとけがありません。
杉並区が道路拡張の理由にして最近もちだしてきたのが、この東京ガス。
震災などの緊急時、東京ガスの車輌が出動しやすい条件をつくるということです。
ここの道路(補助132号線)は、比較的静かで交通渋滞もないというのに、この理由、ほんとに、ほんと?
防災対策はとても大切だけれど、税金の使い方としては優先順位がちがう、もっと先に緊急ににやるべきことがあるはず。
まさか、東京オリンピック後の景気対策としての公共事業ではないでしょうね。

杉並区は、来年の4月以降、東京都の事業認可を受けるそうです。認可されたら道路拡張は一挙に進みます。

「ブリキ星」がなくなるかも・・・ その3

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計画ありきの都市計画道路
写真は西荻窪駅前の風景です。
道路拡張計画の対象になっている北銀座通り、左側の歩道を歩いてみました。
個人商店がまだまだがんばっていて、人気のお店には行列ができています。
新しいマンションなど鉄筋コンクリートの建物はすでに5メートルセットバックされているので、
ところどころがひっこんでいます。
でもゴチャゴチャしたカオスの魅力が残っていて、時折祭り囃子の笛の音がきこえてきます。
とてもよい気分。
この道路が拡張されたときの風景を想像してみると、マンションが林立して、スマートだけれどのっぺらぼうの街並み。
なんだか、さみしくなってきます。

杉並区は、西荻窪駅南側の一部から北へ青梅街道まで、約1キロの区間を3つに分けて、
やりやすい所から1区間ごとに東京都の事業認可を受けて工事をする計画です。
3つに分割して時間差をつけると、
自分の所はまだまだずっと先だと、沿線住民に危機感の温度差が生まれ、全体がまとまりにくくなります。
うまい作戦だなあと感心してしまいます。
最初に手をつけるのが、駅から一番離れている東京ガス~青梅街道までの区間。
ブリキ星はこの区間に入っています。

補償は? というと、拡張に必要な5メートル分の土地代だけで、残地はご勝手に。
建物は壊してあげますが、再建はご勝手に、というもの。
死活問題を突きつけられて、頭がクラクラしています。


古代密教供物皿

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プリミティブな魅力のある佐波里(響銅)製の供物皿。
中部ジャワの初期密教寺院で使われていたもので、8世紀にさかのぼるものです。
皿の中央には、密教儀式の法具であった法螺貝(ほらがい)文様が線刻されています。
インドネシア国立博物館収蔵の供物皿(「インドネシア古代美術展」図録)より古いタイプです。

 (径36,4センチ、高さ4,3センチ)

道路拡張はなぜやるの?

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「ブリキ星がなくなるかも・・・その2」に対して、
しんこさんから「もっと先にやるべきこととはなんでしょう(以下略)」とのコメントをいただきましたので、
道路拡張問題について、再度書きます。

道路拡張より、防災のために行政がもっと先に真剣にやってほしいこと。
杉並区には、震災発生時、火が拡がり延焼していく危険箇所はいたるところにあります。
街のよさを残しながらの防災対策を進めてほしいです。
避難所が少ない、という声があちこちから出ています。
東京ガスの老朽化している万年塀。「地震発生時には離れてください」の張り紙がしてあります。
このような倒壊の恐れのあるブロック塀、万年塀は、通学路だけでなく沢山あります。

膨大な税金を使って行う、西荻窪駅から青梅街道までの1キロの道路拡張(第一次は東京ガスから青梅街道までの約300㍍)。
本当に、どうしてもしなければならないことなのか? 
杉並区の説明会では、電信柱が倒壊して道路をふさいでいる映像を見せて、道路拡張と無電柱化の必要性が強調されました。
無電柱化は賛成です。しかし、道路拡張をしなければできないのでしょうか。

また一方、電信柱が軒並み倒れるのはどのような事態を想定しているのでしょう。
阪神淡路大震災の資料を見ると、電柱が単独で倒れる例はほとんどなく、多くが家屋倒壊が原因による電柱破損か、盛り土などの地盤に問題があって、倒れています。
今回の対象地域は堅い地盤。ここの電信柱が倒れて、東京ガスの緊急車両が出動できないようだったら、東京壊滅の事態です。
さらに言えば、
東京ガス西荻は、震災時緊急車両が出動する拠点になっていることは確かです。拠点はガス供給エリア内に5カ所あって、そのうちの1つです。
ここが担当する地域は、23区では杉並と世田谷、それに多摩地区です。
担当エリアの多くは、青梅街道とは反対方向です。

道路拡張の理由に、東京ガスが持ち出されたのはごく最近のこと。
どうも後付の、もっともらしい理由に利用されているようにしか思えないのです。
本当に、防災のことを考えているならば、もっと先にやらなければならないことが沢山あるはずです。

初期伊万里白磁盃

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薄手で、生がけ、ふっくらした盃。
初期伊万里終焉の時代のものです。
以前(2018.6.18)、この手の盃を掲載しましたが、それよりひとまわり大きいサイズです。
写真のように、金直しがあります。
江戸時代の根来の筒型容器に納まっています。

 (口径5,5センチ、高さ6,6センチ、高台径3,5センチ)
  <売約済みになりました>

了入 赤楽茶碗

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ゴツゴツして、荒々しく、破調の美しさ。
なのに、手取りはズッシリ心地よく、使い勝手がよさそう。
楽9代了入(1756-1834)は、当代楽さんによれば、「篦(へら)における装飾的な造形の革新」をした人。
この茶碗は、かなり作為的だけれど、作為を感じさせないところが凄い。
高台脇には、中印が押され、34歳~56歳の作。
写真のように金継ぎ修理があります。
江戸期の古い箱に入っていますが、書付はありません。

 (口径10,5~11センチ、高さ9~9,5センチ、高台径4センチ)
  <売約済みになりました>

本日から、大隅剛「蚤の市で見つけたもの 2018秋」展

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大隅剛「蚤の市で見つけたもの2018秋」展

古い油絵、世界の古民具や古陶磁、鉄や木のジャンクなど、
全国の蚤の市で集めたもの約500点が展示即売されます。
半年に一度の、大隅ワールドをお楽しみにください。

 会期 11月17日(土)~25日(日)
     11:00ー19:00


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