2021年。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
道路拡張問題がきっかけで、一昨年秋から再開した現代作家さんの展覧会。
十数年ぶりの再会があったりして、わくわくするような記憶を重ねることができました。
私はもう75歳。自分でも信じられない歳です。
頭も身体もヨレヨレですが、コロナ禍でも身をすくめることなく、あと3~4年は頑張ってみようかと。有言実行できるとよいのですが。
写真は、池部鈞(1886-1967)の油絵です。
なんてことない風景画ですが、よく見ていると「ここはどこ?」と戸惑いを覚える不思議な光景です。
いろいろ考えた結果が「海岸の石切り場」??
大正初め頃の作品で、この頃の絵はほとんど残っていません。
以後、鈞は新聞や雑誌の漫画で活躍し、絵の作風も大きく変化していきます。
描線を生かし、ユーモラスかつ温かい目線で人間を描き続けました。
息子は俳優の池部良です。
(キャンバスに油45×52センチ、額59×66センチ)