万暦赤絵尊式花瓶の写しですが、大作で見事な出来栄えです。
下部の丸まった胴のふくらみを小さく表し、上にスラリと伸びている姿がモダンで、
たくさんの文様を盛り込みながら破綻しない美しい描写は、
18世紀のオランダの職人さんにあっぱれです。
底には窯印がありますが、資料不足のため窯の特定ができません。
口には、古いワレ修理があります。すべて共継ぎに見えます。
修理の際に使用された塗料が、変色して茶色になっています。
古い保存箱が付きます。
(高さ38,5センチ、口径17~18センチ、底径11~11,5センチ)