半立体 “Migrate”
ドローイング “Refuge-1”
古代中国では、蚕が蝶(蛾)となって、繭から飛び出していく姿は、復活と回生のシンボルでした。
荒木珠奈さんは、この数年、蝶をモチーフとして現代的テーマに向き合っています。
新作との出会いがとても楽しみです。
15年ぶりのブリキ星での作品展になります。
荒木珠奈 新作展 銅版画・立体・ドローイング
2021年7月1日(木)~4日(日)、8日(木)~11日(日) 5,6,7日は休み
Open 13:00-19:00 Supported by Gallery Jin
1992-2011年にかけて、日本とメキシコを行き来しながら作品を発表してきました。
2012年に渡米し、現在はニューヨーク市に住んでいます。
2018年ごろから壁建設計画、中米からの移民キャラバンなどで注目されたアメリカ―メキシコ間の国境。その頃から、カナダ、アメリカとメキシコの間で“渡りをする蝶”をモチーフにして、移民の作品シリーズを始めました。
昨年からは、Cage(檻、カゴ)、Refuge(避難、保護)、そして羽化というイメージも加わり、模索を続けています。パンデミックの影響も、作品に少なからず出ている気がしています。今回は、銅版画、立体、ドローイングで最近の作品を観ていただけたらと思います。(荒木珠奈)