$ 0 0 満谷国四郎(1874<明治7>-1936<昭和11>)の初期油絵です。 暗い色調のリアリズムの静物画ですが、見飽きぬ魅力があります。 キャバレー王だった福富太郎さんは、満谷国四郎の初期作品に夢中でした。 福富コレクションの「軍人の妻」(明治37年)は満谷作品の白眉ですが、 この静物画も同時期の作だと思われます。 満谷国四郎は明治44年第二回目の渡欧をしますが、 それ以降は印象派風の明るい作品へと変貌してしまいます。 (キャンパスに油38×45,5センチ、額69×77センチ)