$ 0 0 官展アカデミズムの田辺 至(1886-1968)にしては、異色の印象派風の裸婦像です。 渡欧(1922~24年)して、帰国後間もない頃の作品と思われます。 渡欧中はクールベの模写をしていたためか、以後描く裸婦像の大作は古典絵画をとりこんでいるようにも見えます。でも、このような小品を描く時には、素直で自由になれたのでしょうか。 日本洋画壇の巨匠であった田辺至が一番輝いていたのは、大正~昭和初期。 その彼も、今や忘れ去られようとしています。 (板に油24×33センチ) 価格はお問い合わせください