$ 0 0 江戸時代、庶民の間で人気のあった文様、「一富士 二鷹 三茄子」。 初夢で見ると縁起がよいといわれていました。 この菓子盆は、庶民が使うことができなかった研出し蒔絵の高級品。 華麗で格調高い世界です。 研出し蒔絵は、気の遠くなるような技法です。漆で文様を描き、漆が乾かないうちに金粉や銀粉を蒔き、漆で塗りこみます。 そして、金粉、銀粉の粒子の半分近くを削り取るくらいに研ぎ出していくのです。 江戸時代後期のもので、使用痕がありますが、保存状態は良好です。 (径24,5センチ、高さ2,4センチ)