Quantcast
Channel: お気に入り いろいろ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1285

2019年 明けましておめでとうございます

$
0
0


写真は、野口弥太郎(1899-1976)の油絵。タイトルは「東京港」。
フォーヴィスムを和風に消化したといわれる薄塗りで、墨絵のような筆致です。
港に佇む二人は、進駐軍の兵隊さんと日本の女性でしょうか。
この絵が描かれたのは1951年。
日本はアメリカを中心とした連合国の占領下で、朝鮮戦争の真っ最中でもありました。
そこはかとない暗さが漂うこの絵は、時代を象徴しているように見えます。

 (絵 45×54,5センチ 額 58.5×66センチ)

●今年は、道路拡張問題で慌ただしい年になりそうです。
昨年末から、「西荻に広い道路は似合わない! 都市計画道路補助132号線の拡張計画の再考を求めます」という署名活動を初めています。
杉並区の都市整備部土木課によると、道路拡張(西荻窪駅南の一部~青梅街道までの南北約1キロの道路の幅を11㍍から16㍍に拡げる)の理由は、①防災力の向上、②拠点(西荻窪駅)の整備、連携とされています。
この道路は、付近の道路と比べても広いほうで、普段は交通渋滞もなく、車道と歩道の区別がしっかりできています。
①防災のことでは、5㍍拡げれば延焼遮断帯になるというのですが、その根拠も曖昧。東京ガスの緊急時車輌通行のためという理由が最近になって言われてきたのですが、後付の理由にしか聞こえません。
首都直下地震を想定して杉並区が作成した、「地震被害シミュレーション」(2018年10月発行)によれば、この地域はもっとも被害が少ない所になっています。それから考えると、もしこの道路周辺家屋の倒壊で東京ガスの車輌出動ができないような状態になったとしたら、東京全域が壊滅状態になっている事態も考えられ、車輌での移動自体が困難になるのではと思わざるを得ません。防災の手立て、優先順位が違うのではと思うのです。
②西荻窪駅周辺の整備ということでいえば、こぢんまりとして人が行き交う駅前や落ち着いた街並み、商店街、西荻窪の魅力を壊さないで欲しいと願っている人も多くいます。
「計画ありき」の道路拡張ではなく、西荻をどんな街にしたいのか、まちづくりの視点からみんなで考えていかなくてはならないのではと思います。
多くの住民を立ち退かせ、犠牲を強いてまで道路を拡げようとしていることに、「どうしても納得がいかない」と住民が声を上げています。
ご賛同いただけましたら、どうか署名にご協力くださいますようお願いいたします。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1285

Trending Articles