古九谷香炉
きっりとした形に、古九谷の渋くて薄暗い色。 なんともいえませんね。 昔の人が、北陸加賀の産としたかった気持がわかります。 足に、一カ所修理があります。 (径6,6センチ、口径4,8センチ、高さ6センチ) 価格 90,000円
View Article李朝八角竹製筆筒
古手の筆筒との初めての出会いです。 材質は枯れて、型もシャープ。浅い彫りは見事なものです。 年のせいか、以前は余計なものと思っていた装飾も、楽しむことができるようになりました。 (径9,5センチ、高さ8センチ) 価格 80,000円
View Article熊本のひよっとこ面
熊本から出たもので、裏に明暦(江戸前期)の年号がある古い面です。 口をとがらせ、火吹き竹で火を吹く顔なので、火男(ひおとこ)、火吹き男ともいわれています。おかしさよりも、哀愁のようなものが伝わってきます。 (高さ18,5センチ、横幅13,5センチ) 価格 85,000円
View Article棗(なつめ)
外側は、溜塗(ためぬり)で木地が透けて見えます。 蓋裏と口立上がり、内側は黒漆にさりげない蒔絵。 江戸時代後期のもので、品のある棗です。 かすかなアタリが一カ所ありますが、保存状態は良好です。 箱はありません。 (高さ6,8センチ、口径6センチ) 価格 18,000円
View Articleアジアン アンティーク&インポート雑貨フェア開催
ブリキ星を会場にして、今日から、「アジアン アンティーク&インポート雑貨フェア」が はじまりました。 北斎の仏塔から、明の古布などの古美術、中国少数民族の衣装、使ってみたい雑貨。 個性的なものが並ぶ、おもしろくてちょっと刺激的な展示です。 会期は、3月6日まで。 10時〜19時 ●お問い合わせ *SYN美術 090−1777−8190 菅原...
View Article前期伊万里白磁碗
美しい白磁です。 初期のよさを残す、とろりとした白。文様化されてきてはいるけれど心地よい線。 初期のしのぎ手が、藍九谷といわれる時代に入っても残っていたとは、知りませんでした。 (口径11,8センチ、高さ7,4センチ、高台径4,6センチ) 価格 95,000円
View Article含蝉(がんぜん)
これは、死者の口に含ませたという副葬品です。 一度は手にしたいと願っていたものです。 土から生まれ出る蝉(せみ)。古代中国では再生と復活のシンボルでした。 ほとんどが玉製ですが、これはより古い、数少ないガラス製。 石英を粉にしたような質感が魅力です。 紀元前(秦〜前漢頃)のものと思われます。 (縦4,3センチ、横3,3センチ) <売約済みになりました>
View Article古代中国の仏塔
天に上昇する志向を感じさせる、力強い造形がいいですね。 一見、タイのものに似ていますが、これは古代中国の発掘品です。 素焼きされた土は、加彩俑を見るかのようです。 この塔も加彩がかすかに残っています。 水に濡らすと土臭がします。 時代は類品がないのでむづかしいのです。 六朝時代頃と想像しています。 (高さ15センチ、底11センチ) 価格 35,000円
View Articleネパールのシャーマンの法具
堅木に彫られた鳥さんの、シンプルで力強い造形が魅力です。 手にすると何故か気持が落ち着きます。 これは、ネパールのシャーマンが呪術・儀式のときに使ったもの。 これを手にして、神話と伝説の世界を語りました。 (高さ31センチ) <売約済みになりました>
View Articleシガレット ケース
酸化した銀の質感がいいですね。 ずしっと重い、存在感のある箱。葉巻用だったと思われます。 1910年頃のイギリス製です。 (9,5×17,8センチ、高さ6センチ) <売約済みになりました>
View Article初期伊万里の皿
引き締まった形状は、李朝初期の皿を見るかのようです。 白磁と青磁の中間のような発色です。 この手の「かぶら文」は見たことがあるのですが、無地は初めてです。 ニュウが3本ありますが、このまま使用できそうです。 (径19,9センチ、高さ2,6センチ、高台径7センチ) 価格 65,000円
View Article遼 緑釉の小壺
明器として作られたものと思われますが、姿、形、緑釉の発色も文句なし。 茶入れとして使われてきたのも納得です。 残念ながらニュウがあります。 (高さ3センチ、口径・底径2,5センチ) <売約済みになりました>
View Articleもうすぐ春
3年前の今日も歩いた善福寺公園。 あの時は、人影もまばらだったけれど、今日は人がいっぱい。 もうすぐ春本番です。 この3年間で、人間は凄いと思うこともあったけれど、 やっぱりかなり変で、たいしたことがない存在だと思うこの頃です。
View Article古墳時代の銅鈴
九州の古墳出土といわれています。 優美で、ふんわりとした丸みが心地よいです。 新羅や六朝の技術力がなかったことが幸いした(?)美しさですね。 うぶな緑青も、なんともいえません。 (径5センチ、高さ5,5センチ) 価格はお問い合わせください。
View Article六朝時代の刀剣
オルドス周辺からの発掘品で中国六朝時代(222年〜589年)の刀剣です。 柄はブロンズ製。馬等の動物が形象化されています。 刀の部分は、鉄の鍛造で、日本の古墳時代の鉄剣と区別がつきません。 中国古代刀剣の発掘は漢代が多く、六朝は稀少、唐は皆無といわれています。 かなり以前に、日本に持ち込まれたものと思われます。 (長さ88,5センチ) 価格はお問い合わせください。
View Article李朝小碗
小さい茶碗です。 愛らしくて品があり、旅茶碗として使ってみたくなります。 粉引のように、白土がたっぷりかけられています。 腰から高台まわりにはかけられていません。 このようなタイプを「無地刷毛目」といいます。 李朝初期(15〜16世紀)のものです。 (口径10,5〜11センチ、高さ約5センチ、高台径4,5センチ) 価格 75,000円
View Article猿投陶片
灰色のきめ細かな素地に、内側だけ灰釉がかけられています。 陶片といえども一級品。猿投の初期(9世紀)のものです。 (12×15センチ、高さ4,8センチ、高台径8,5センチ) <売約済みになりました>
View Article藤島武二 素描
今日観てきた、銀座 中松商店の「藤島武二 素描」の展示、 今でも、心底よいものを観た後の気分のよさに浸っています。 なにげない、素描の小品10展だけの展示でしたが、 中松さんの志の高さに脱帽でした。 (DMの絵、欲しかったなぁ〜) 展示は、明日までですが、おすすめです。 2014年3月13日(木)ー23日(木) 13:00−18:00 藤島武二、素描 銀座 中松商店 〒104-0061...
View Article中川浄益 建水
建水は、「水こぼし」ともいわれ、茶道具のなかでは一番地味なもの。 今まで、関心をもったこともありませんでした。 しかし、この建水を見て驚きました。 見事な造形力と存在感は、茶道具のワクを超えて楽しめそうです。 シンプルで、利休好みとされている形です。 同じような形のものは、不審菴(表千家)蔵の唐銅皆具のなかにあり、 如心斎が極書きをしています。...
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