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小野 末の油絵

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南フランスの教会も、透きとおった空も、もうろうとした世界のなか。
不思議な叙情性です。
小野 末(1910-1985)は新潟県生まれ。
1933年に新潟師範学校を卒業して、小学校の先生になります。
翌年には上京して安井曾太郎の内弟子になる(しかも唯一の)という変わった経歴の人。
1960~63年に渡欧していますが、この絵はその時に描かれたものです。

 (絵 31×40センチ、額 48×57センチ)
  価格はお問い合わせ願います。

kosaji antiqueさんの展示

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昨日(12/5)から明日(12/7)までの三日間、ブリキ星を会場にして、
「フランスの古い器+道具展」が開催されています(11時~19時)。
骨太で健康的なモノたちです。
フランスを主な仕入れ先にしている若い人たちが目立ちますが、
みんな、それぞれ違って、自分の世界をもっているのがいいですね。

伽耶 器台

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古代朝鮮半島伽耶の器台です。
器台は、丸壺をのせる器で、副葬や祭祀に使われたもの。
鎌首をもたげた蛇の造形がよいですね。
蛇は再生のシンボルでした。
5~6世紀のもので、伽耶の古墳からの出土品です。
欠損部分が多々あります。
一番上の受け皿と、4匹の蛇の頭のうち2匹は欠けています。
昔は高価なものでした。

 (高さ59センチ、底径32センチ)
  価格 50,000円

COCTEAU &ATLASさんの展示

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肩の張らない、気持ちよく使えるフランスの古道具の展示会
「COCTLAS for winter 2014 」が始まりました。
DMをつくらない展示会なのに、ひっきりなしのお客さんです。

 会期は12/11(木)から12/15(月) 12時~19時(最終日は17時まで)

縄文 石槍

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旧石器から縄文への過渡期の遺跡として知られる日向(ひなた)洞窟遺跡のもの。
縄文時代草創期の石器です。
1万年~1万2千年前のものです。
この頃には、マンモスやナウマンゾウはすかっり姿を消します。
人の遺体埋葬もおこなわれ、土器がはじめてつくられます。

 (長さ8センチ)
 価格 10,000円

根来 椿皿

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どちらかというと、派手な根来より時を経た黒漆のほうが好きなのですが、
この根来には脱帽です。
渋くて、深みがあって、実に自然な佇まい。
高い高台で、形も古風です。
時代は、室町でも前のほうと思われます。

 (径12,5センチ~13,3センチ、高さ4センチ)
  価格 78,000円

古萩茶碗

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素直で大らかな形、たくましい高台は、高麗茶碗を見るかのようです。
江戸中期以降の萩にみられる作為はほとんどありません。
この茶碗は、萩の最も初期と推定されている坂一号窯のものではないかと思われます。

 (口径12,5~13センチ、高さ8,7センチ、高台径6,1~6,3センチ)
  <売約済みになりました>

猿投 碗

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薄灰色の柔らかな土に、淡緑色の灰釉が溶けた美しい碗です。
爽やかな気分になれます。
これは、10世紀平安中期のもの。
縁周りに数カ所小さな修理、高台にはカケも見られますが、
発掘品としては、完器に近い状態です。

 (口径12,8センチ、、高さ4,2センチ、高台径6,4センチ)
  価格 65,000円

あけましておめでとうございます

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今朝、目覚めて気づきました。
昨夜の紅白でのサザンのつけヒゲは、「チャプリンの独裁者」へのオマージュだったのですね。「ピースとハイライト」、かっこよかったです。
なかなか、めでたい気分にはなれないご時勢ですが、近くの稲荷神社に初詣に行きました。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

桃山の書

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(裏)

豪快で、切れ味抜群の書です。
「寛永の三筆」の一人、近衛信尹(このえのぶただ)と思われます。
金銀泥下絵の料紙も美しく、桃山という時代の空気が伝わってきます。

 (18×21,3センチ)
  価格 80,000円

14世紀のナイフ

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繊細かつ優美なナイフです。
柄の先がドングリの形をしていて、14世紀にさかのぼるものです。
これだけ古いナイフを手にしたのは初めてのことです。
イギリス製という意見もありましたが、フランスに在住していた四方堂さんが現地で見つけたものなので、
テームズ発掘品とは考えにくく、やはりフランス製と考えます。

 (長さ22,5センチ)
  価格 50,000円

古墳時代の銅製八角鈴

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淡い緑青が美しく八角の稜線も定かではないホンワリした形。なんとも魅力的です。
これは、古墳時代後期(6世紀後半)の古墳からの出土品。飾り馬につけられた馬具のひとつです。
この時代の馬具は、きりっとした新羅製が多いのですが、これは日本列島で模倣された製品と思われます。
これと同手の銅鈴が、熊本県才園(さいぞん)古墳群より8点出土し、重文指定されています。
この鈴も、九州の古墳出土ときいています。

 (径5センチ、高さ5,5センチ)
  価格はお問い合わせ願います。

武内鶴之助の油絵

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日本のパステル画の二大巨匠の一人といわれる武内鶴之助(1881-1948)。
これは、パステルではなく油絵です。
イギリスへの留学時代に描いたロンドン郊外の風景。
もやに包まれたような太陽が印象的です。
一見するとイギリスの伝統的絵画のようですが、少し眺めていると見えてくるのです。そっけなさではなく、暖かさが。
鶴之助の生真面目な体質さえ伝わってきて、ほっとした気持にさせられるのです。
イギリス留学時代の油絵のほとんどは美術館に納まっています。
明治末年の絵なので、保存状態はあまりよくありません。

 (額65,5×85,5センチ、絵48×65センチ)
  価格 95,000円

ドイツの焼き物2点

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①ストーン・ウェア
②手付きカップ

①ストーン・ウェア
欠けていても風情があり、花が映えそうです。
ドイツ・ライン地方の都市でつくられた焼締めです。
これは、オランダの発掘品で16世紀のもの。
当時の人気商品で、ヨーロッパ各地に販路を拡大しました。

 (高さ13センチ、口径5センチ、底径8センチ)
  価格 8,000円

②手付きカップ
ずっしりとして手ごたえのある造り。19~20世紀前半頃のカップです。
旧東ベルリンで見つけたものと聞いています。
使うとしたら、カップとしてより筆立てとか箸立てでしょうか。

 (高さ9センチ、口径9センチ)
  価格 9,000円

ガンダーラ 塑像

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供養者の像でしょうか。
鼻から下が欠けていますが、彫りの深い引き締まった造形です。
オリジナルの彩色が、髪や目鼻に残っています。
補修が全く入っていないことが、うぶな魅力をきわだたせています。
ガンダーラ後期3~4世紀頃のものです。

 (本体高さ8センチ、台含めて16,5センチ)
  価格 45,000円

李朝山水画

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穏やかな山水です。
ほどよく抜けていて、ぼーっと眺めていたくなります。
よく見る李朝民画より、少し時代がありそうです。

 (本紙32,5×98センチ、掛軸45×180センチ)
  価格 65,000円<予約中です>

土師器

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初々しい形です。
掌サイズという小ささが魅力です。
口まわりに修理があります。

 (高さ9センチ、口径7センチ)
  価格 13,000円

古代ローマ 弾丸

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ずしっと重い粘土のかたまり。
南フランスの発掘品で、投石器用の弾丸といわれています。
時々見る、古代ローマの瓦と材質が同じです。

 (直径9,5~10,5センチ)
 価格 20,000円

含蝉(がんぜん)

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古代中国の副葬品です。
以前、古代ガラス製のものを紹介しましたが、今回のは玉製で前漢頃のものです。
大地から生まれ、飛び立っていく蝉は、再生の象徴でした。

 (大5センチ、小2,3センチ)
 <売約済みになりました>

明治時代の鏡

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明治時代、流行の先端をいっていたのが理髪店。
そこで使われていた、大きな鏡です。
古い鏡の「ゆらぎ」は魅力的です。
鏡が御神体だった頃の残照を感じるのです。

*こわれもののため、店舗手渡しとなります。

 (縦110センチ、横80センチ)
  価格 50,000円
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