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張旭鎭(チャン ウクチン)さんの旧宅カフェ訪問

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先日(3月)の韓国・慶州の旅への際、最初の日にチャン・ウクチンさんの旧宅カフェ「集雲軒」を訪れました。
張旭鎭さん(1917-1990)は、武蔵野美術大学出身の画家。私の好きな韓国の画家の一人です。
絵は、一見童画風ですが、ゾクッとした「切実さ」が伝わってくるのが魅力です。
以前韓国に住んでいた方のブログをたまたま見て、ソウル郊外にある張さんの旧宅がカフェになっていることを知り、思い切って訪ねました。
金浦空港から電車を何回も乗り換えて、2時間余りのところにありました。
李朝時代の家屋の佇まいが素晴らしく、庭にある朝鮮燈籠や石人像にも目を見張りました。
カフェでいただいた鉄茶(ナツメの実と砂糖・蜂蜜を煮込んだものに湯を入れたもの)がおいしくて、疲れが吹っ飛びました。
来年は、日本で(新潟など数カ所)張さんのリトグラフの展覧会があるそうです。
ソウル北側の楊州市には、張旭鎭さんの市立美術館があるので、いつか行けたらと願っています。

縄文土器残欠の美

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縄文土器の美しさが認知されるようになったのは、戦後間もなくのこと。
岡本太郎が縄文の怪奇な凄みと美しさに魂を揺さぶられ、
それを魅力的な文章で世に広げていったのがきっかけでした。
岡本太郎の言うように、縄文の美に向かい合うことで、
新しい現実に立ち向かう力を獲得できるでしょうか。


 
象徴化された人面のように見えます。
切れ味抜群の造形です。
私にとって、ベストの残欠です。

(横11センチ、厚さ4,5センチ) 
 価格20,000円


 
動物形象の残欠です。
イノシシや蛇などいろいろあるのですが、これはカエルかな?

 (横11センチ 厚さ4センチ)
  価格 8,000円


 
円環文様が複雑に展開されています。

 (横11センチ、厚さ5センチ)
  価格 7,000円


 
力強い連続したヘラ文様が魅力です。

 (横6センチ 厚さ2,5センチ)
  価格 3,000円








中尊寺拓本(鎌倉古美術展に持っていきます)

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市場に流通することがほとんどない中尊寺拓本です。
孔雀文は凛として、しなやかで、のびのびしています。
これは、金色堂中央壇(最も古い清衛壇)を飾るもので、
中尊寺装飾のなかでも、平安時代の金工技術の粋があらわれた、
最もすぐれた作といわれるものです。
また、中央壇の宝相華などの金具の拓本も、
藤原時代を象徴する花の姿であるとともに、
斬新で現代アートとして楽しめます。
いずれの拓本も、昭和37年から始まる大修理前に採られたものです。

4月25日(土)・26日(日)に、恒例の「春の鎌倉古美術展2015」が開催されます。
皆様のおいでをお待ちしています。

鎌倉古美術展の詳細は、http://buddhismart.ec-net.jp/2015spring_kamakura.htmlを、ご覧ください。

アトニ人の造形

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ティモールは、東西に分断されています。
これは西ティモールに住むアトニ人の造形です。
岡崎真奈美さんの「テキスタイルダイバー」というブログを見ると、アトニ人の暮らしぶりを垣間見ることができます。
二つとも、強烈さとか違和感ではなく、親和性のあるプリミティブアートです。
まるで、日本の古こけしや大黒さまをみるような。

1 木偶 (高さ22センチ) 価格 15,000円

2 牛革マスク (7×14センチ) <売約済みになりました>

内田京子さんの花器

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今日は久しぶりの青空。
内田京子さんの花器に、芽吹いた山帽子の枝を入れて、気分すっきりです。

小さな黒色陶器

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古代ギリシャの小さな香水瓶です。
細首と取手が欠損していますが、存在感があります。
紀元前のものです。

 (高さ5,5センチ、底径4,5センチ)
  価格 15,000円

金工作家・鎌田奈穂さんの作品と古代フェイスカバー

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左側の三点は、金工作家・鎌田奈穂さんの作品です。
薄い銅版をカットし、金粉、銀粉、銅粉を焼き付けたものです。
 (長さ5~6,5センチ)
  価格 三点で28,500円

右側は、金製(金と銀の合金)のフェイスカバー。
東部ジャワ、バギュワニの発掘品で、BC5~AD3世紀頃のもの。
権力者を埋葬した際、眼・鼻・口を覆うためにつくられました。
 (価格はお問い合わせ願います)

鎌田奈穂さんの作品を、数年前の展覧会で目にしたとき、古代の金製フェイスカバーを思い出しました。
両方とも、ペラペラの薄い金属片ですが、その微細な美しさにひきつけられます。


美濃茶碗

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手取りがよく、お茶が映える茶碗です。
窯変の美しさが魅力です。
美濃大平窯の産で、江戸中期のもの。
縁周りに小さなカケ修理が二カ所あります。

 (口径11,8センチ、高さ7,8センチ、高台径6センチ)
  価格 35,000円

凛々しい田舎仏

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寺院に鎮座するのではなく、地域や個人のささやかな願いにこたえられてつくられた仏さま。
田舎仏、民間仏、民衆仏などといわれています。
これは、秋田県からでたもの。
素朴だけれど、凛々しいお姿です。

 (高さ27,5センチ)
 <売約済みになりました>

春の鎌倉古美術展開催

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25(土)、26(日)鎌倉古美術展に出店しています。
11時~17時
鎌倉・西御門サローネ

駅前の喧噪から離れて、緑に囲まれた美しい庭です。

渋い箱

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戦前の日本陸軍で使用された工具箱か、砲弾を入れる箱と思われます。
渋い雰囲気がよく、置台や収納箱としても重宝します。

 (高さ27センチ、横74センチ、奥行23,5センチ)
  価格 18,000円

柿右衛門青磁

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柔らかくて、深みのある青がいいですね。
鍋島青磁を彷彿とさせるような上手で品のある器です。
4センチのニュウが二本あります。
江戸中期のものです。

 (径21センチ、高さ6センチ、高台径14センチ)
  価格 45,000円

御厨純一の油絵

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柔らかな光の中の塩田風景です。
湘南海岸あたりと思われます。
これは、御厨純一(1887-1948)が3年間のパリ留学から帰った翌年、1929(昭和4)年の作です。
御厨は戦争画で知られています。海軍に従軍し、海戦画に情熱をそそぎました。
フランス印象派を見るようなこの絵は、失われていく日本の風景を、
後の「美しい」戦争画につながる、一種の危うさをもって写しとっているところが魅力です。

 (布に油彩 33×45,5センチ、額44×55,5センチ)
  価格 90,000円

蚤の市で見つけたもの 2015春

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蚤の市で見つけたもの 2015春
5月2日(土)~10日(日) 11:00~19:00
日本の古陶磁/西洋の古陶磁/李朝の工藝/アジアの古民具/職人の道具/鉄や木のジャンク

明日からブリキ星を会場にして、大隅 剛さんの展示会が始まります。
写真は準備中の店内です。
連休中の一日、どうぞお越しください。

シュメール 粘土版

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小さいけれど、存在感あふれる土のカケラです。
メソポタミア文明の担い手、シュメール人が粘土版に刻んだくさび形文字です。
商取引の記録と思われますが、解読されていません。
メソポタミアのウル第3王朝時代(紀元前2100-2000年)のものといわれています。

 (4,5センチ×6センチ)
  価格 42,000円


後漢時代の金工品

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道教の影響かな? と思わせる、愉快な人物意匠の金工品です。
後漢(2~4世紀)の時代は、匈奴好みの動物意匠が多いので、このタイプは初めてです。
銅鋳造で、ザラメ鍍金といわれる分厚い鍍金がほどこされています。


 

 (長さ4,5センチ) 価格30,000円


 

 (長さ5センチ) 価格30,000円

古九谷角香炉

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青みがかった素地に、花鳥・松樹と岩・鹿などが、狩野派風に華麗に描かれています。
型物の確かな造形は、実物より大きく感じさせます。
江戸前期につくられ、長年使用されてきたにもかかわらず、無傷完品です。

 (5,9×5,9センチ、高さ6,5センチ)
  価格はお問い合わせ願います。 

鯉のぼり

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5月の風にたなびく鯉のぼりの絵。1908(明治41)年5月3日の日付が入っています。
御厨純一が21歳のときに描いた絵です。東京美術学校に入学したばかりの頃でしょうか。
サインは入っていません。

 (板に油絵 23センチ×33センチ)
  価格 12,000円

金海茶碗

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口を桃型に変形させ、高台は大きく、堅手風の釉薬がたっぷりとかけられています。
これは日本からの注文で、釜山周辺の窯で焼かれた金海堅手といわれるタイプの茶碗です。
お茶のためにつくられた茶碗だけあって、手取りが抜群です。
釜山窯では、寛永16(1639)年から閉鎖される享保2(1717)年までの79年間、多種多様な茶碗がつくられました。

 (口径10~11センチ、高さ9センチ、高台径6センチ)
  価格 45,000円

李朝八角硯

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古格のある硯です。
面取りには、いろいろな花々が刻印されていて風情があります。
近年まで書家のもとで使われていたもので、ワレ修理がありますが、使用可能です。

 (口径14センチ[得手等を含めず]、高さ4,8センチ)
価格 30,000円
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