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李朝海鼠釉片口

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端正な姿形です。装飾的にろくろ目をきかせているのが珍しいです。
薄く塗られた飴釉の上から、たっぷりとした海鼠釉が二度がけされています。見事な発色です。
朝鮮半島のものか、九州系が、判断に迷う方も多いのでは。
同手のものが、「日本民芸館所蔵 朝鮮陶磁器図録」に掲載されています。
18~19世紀のものです。

 (径14,8センチ、高さ7,2センチ)
  価格 90,000円

根来高杯

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木地のろくろ目を残し、勢いよく漆をかけた荒々しい漆器です。
実用というより、神社に奉納されたものに見えます。
高台が凄いです。
会津系のものと思われます。

 (系12,4~12,9センチ、高さ5,2~5,5センチ、高台径7,4~7,8センチ)
  価格 55,000円

山邉健太郎さんの書

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昨日(13日)、香取市佐原の「いなえ」で開催された「山邉健太郎展」を見てきました。
書、画、印、陶のどれもがよく、二日間だけの展示ではもったいないような・・・

 寒天 葛きり 豆腐半丁 食いつづければ 透明になるか

自分の思いをそのままに表わしたということば。
ありのままの自分を受け入れ、てらいもなく形にできるということは、私にとってみれば奇跡に近いできごとです。

オブジェ

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使いこまれた不思議な道具です。
木の台の上には、ゴムが取り付けられています。
活版印刷で使われたものとか。
ほんとかなあ?

 (8,5×16,5センチ、高さ4,5センチ)
  価格 5,000円

押出仏残欠

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薄い銅板に、菩薩像が打ち出されています。
朽ちて、消えていこうとしている仏さまの姿です。
押出仏は、奈良時代7~8世紀に限られてつくられたもの。
当時の量産品だったと思われますが、今では、残っているものは残欠も含めて60数点といわれています。
多くは法隆寺伝来ですが、これもそのひとつです。

 (5,5×16センチ)
 価格はお問合せ願います。

高麗青磁 鉄地白堆(彩)小壺

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黒い高麗青磁です。
高麗青磁といえば、翡色の優美な世界を思い浮かべますが、これは真逆。朴訥でおおらかさが魅力です。
これがつくられたのは12世紀、高麗青磁の完成期といわれた時代です。
全羅南道の海南部で焼かれた庶民向けの青磁だったといわれています。類品はわずかです。
貴族的な青磁へのあこがれだったのかもしれませんが、手のこんだ造りです。
地肌に鉄泥をぬり、粘り気のある白土で草花文を描き、ここで素焼きします。
この後さらに青磁釉をかけて本焼きされています。
鉄泥に青磁釉をかけただけの焼き物は「黒高麗」と呼ばれていますが、鉄泥の色も釉調もかなり違います。

 (口径4,8センチ、胴径8,5センチ、高さ4,8センチ、高台径4,5センチ)
  価格はお問合せ願います。

花見

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久しぶりに、吉祥寺の井の頭公園までウォーキングしました。
曇り空が残念ですが、桜は満開。
人、人、人・・・に疲れて早々に退散しました。

渦巻き文様

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ぐるぐると渦巻く文様は、古代文様のシンボル。
世界各地であらわれますが、これは日本の縄文時代のもの。
やわらかな凝灰岩を削ってつくられた異形石器です。
東北地方の縄文中期~後期の遺跡の出土品です。

 (7×8センチ、厚さ3~3,5センチ)
  価格 25,000円

森狙仙 猿図

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リアルでゾクッとくる猿の絵です。
狙仙(1747-1821)といえば猿の絵がほとんどで、
猿の毛描きの精妙さで、当時は並ぶものがいないといわれた人。
写実だけでなく、琳派的表現を取り入れているように見えます。
1807年(60歳)に、号をそれまでの「祖仙」から「狙仙」と改めています。
偽作が多いといわれている狙仙ですが、この猿図は、間違いないと思われます。

 (本紙26,5×107センチ、掛軸32,7×169センチ)
  <売約済みになりました>

山下新太郎油絵

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タイトルは、「宇治川朝」。
陽が昇って間もない、静かで穏やかな空気が伝わってきます。
小品ですが、よい絵です。
1920年(大正9年)「第7回二科美術展覧会」に「宇治川の朝」を出品していることから、
同時期の作品とみて間違いないと思われます。
大正時代の作品の多くは、ブリジストン美術館の収蔵となっています。
額縁にこだわり、パリでは古額を蒐集していたという新太郎ですが、
これも、絵と実によく合った額です。

 (板に油 13,5センチ×17,5センチ、額26センチ×30センチ)
  価格 70,000円

高麗茶碗

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薄手で、動きがあり、のびやかな形の気分のよい茶碗です。
茶人が注文して焼かれた以前の15~16世紀のもの。
慶尚南道のいくつかの窯で焼かれたものの中から、茶碗として見立てられたといわれています。
低く、引き締まった高台に、腰にふくらみのある形で、灰青色の釉薬が口から胴にかけて厚く流れています。
外側の口のあたりは、鉄分が粒のようになって、「そばかす」状です。
高麗茶碗のなかでも蕎麦茶碗に分類され、数が少ないものです。
保存箱が付いています。

 (口径16,5~17センチ、高さ6,5~7センチ、高台径5,3~5,5センチ)
  価格はお問合せ願います。

常滑陶板

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炎の中で、幾度となく焼かれ、育っていった窯道具です。
ずっしりと重く、手応えのある造形になっています。
江戸時代のものと思われます。

 (33×33センチ、厚さ2センチ)
  <売約済みになりました>

春の鎌倉古美術展に参加します

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写真は、江戸初の美濃の水滴です。
布袋さんの茫然自失としたお顔がいいですね。ホンワカとした気持になれます。
春の鎌倉古美術展(5月7日、8日於;西御門サローネ)に持って行きます。
みなさまのお越しをお待ちしています。

鎌倉古美術展のお問合せ先 0467-60-4752(一閑)

春の鎌倉古美術展に参加します(2)

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写真は、古代中国戦国時代(BC5~BC3世紀)の鏡です。
薄くてシャープなつくり、龍が唐草状にからみあう「ばんち文」が特徴です。

春の鎌倉古美術展に持っていきます。
連休最後の土日(5月7日、8日)、鎌倉文士の館・西御門サローネで開催されます。

鎌倉古美術展のお問合先 0467-60-4752(一閑)

春の鎌倉古美術展に参加します(3)

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写真は、高句麗の土製の馬。
リアルで、高句麗古墳の壁画の馬を見るようです。
鞍が付けられ、耳と尾は別途取り付けたと思われる穴があいています。

連休最後の土日(5月7日、8日)、西御門サローネで開催される、春の鎌倉古美術展に持っていきます。

鎌倉古美術展のお問合せ先は0467-60-4752(一閑)

春の鎌倉古美術展に参加します(4)

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わずか3,5センチの小さな木馬です。
郷土玩具の「三春駒」のように見えますが、それとは異なる「高柴の子育て木馬」。
子どもの健やかな成長を願うお守りで、お守り袋に入れて身につけたり、神棚に供えたりされました。
木馬の住処の厨子と木版の由来文が付いています。明治初年頃にさかのぼるものです。

 春の鎌倉古美術展(5月7日、8日)に持っていきます。
 鎌倉散策を兼ねて、ぜひ西御門サローネへどうぞ。

 鎌倉古美術展のお問合せ先は0467-60-4752(一閑)

 

僧形坐像

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8世紀末~9世紀前半にさかのぼる、中部ジャワ出土、銅製のお坊さんの坐像です。
中部ジャワは日本より早く密教が伝わっているので、その仏教遺跡から多くの仏像が出土しています。
しかし、僧形像は珍しく、石製のものが数例知られているだけでした。
僧形像は、当時の高僧をモデルにしたといわれています。
 松岡正剛さんの『空海の夢』(私の好きな本なのですが)に書かれている一文です。
「恵果は、三十五歳のころに南方を訪れ、建中元年(780)には、ジャワ僧の弁弘に胎蔵法を伝えた。」
この僧形坐像モデルは、唐の僧、恵果さん? それともジャワの僧、弁弘さん?

 (高さ12,5センチ)
 価格はお問合せ願います。

春秋時代末~戦国時代初の銅剣

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シャープで美しい形です。
この銅剣がつくられたのは、古代中国で青銅剣の鋳造が本格的に始められた春秋~戦国時代。
それから2500年経った今でも、素材のよさ、実用剣としての厳しさが伝わってきます。
今まで博物館で、殷周の銅器の良さがわからなくてパスしてきましたが、
この銅剣を手にしたことで、これからは向き合えるかな、という気持ちになってきました。

 (長さ約50センチ)
 価格はお問合せ願います。

縄文のピアス

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土製なので、結構重い耳飾り。これを耳たぶに穴をあけて装着するのは大変そうです。
女性だけでなく、男性も使用していたといわれています。
縄文後期~晩期の東北地方の遺跡からの出土品です。

 (直径5,5センチ)
 価格 50,000円

初期伊万里茶碗残欠

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骨太、豪快で、現代アートのような初期伊万里です。
一瞬輝いて、消えてしまったような余韻が、なんとも魅力的。
初見のもので、どこの窯かは不明です。

 (口径13,5センチ、高さ7,5センチ、高台径6,2センチ)
  価格 70,000円
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