$ 0 0 今年もあと一ヶ月余りとなりました。 来年2018年、お正月明けに恒例の「お気に入り展」を開催いたします。 古美術から現代アートまで、好奇心あふれる楽しい展示にしようと、今から準備中です。 古美術尋&ブリキ星 お気に入り展2018 会期 2018年1月6日(土)~8日(月) 11:00―19:00 会場 ギャラリーブリキ星
$ 0 0 以前、谷川徹三さんのコレクションの本で見て気になっていた中米コスタリカの土器に出会うことができました。 10世紀頃のものといわれています。 三足は祈りを捧げる人、もしくは俯いた奴隷の姿。かなりリアルです。 残念なことに、一足の顔の部分が欠損しています。 三足は中空で土玉が入っていて、カラカラと乾いた音がします。 祭祀用に使われていたものです。 割れや補修の多い傷ものですが、オリジナルの力強さが残っています。 (径21,5センチ、高さ13センチ) 価格 6,000円
$ 0 0 善福寺公園はもう冬の気配。風が冷たく人もまばらですが、気持ちのよい空気が流れていました。 公園で毎年この時期に行われている「トロールの森」アートイベントも終盤で、作品も少なかったのですが、目にとまったのが2枚目の写真。キラキラと花畑が広がっていました。
$ 0 0 本日より、troldhaugen antiquesと、kosaji antiqueと、picnikaさんによる 「MY FOLK LORE VOL.3」が開催されます。 ギャラリーには、フランス、スウェーデン、フィンランド、ハンガリー、ルーマニアの古道具が心地よさそうに並んでいます。 皆様のご来店をお待ちしています。 「MY FOLK LORE VOL.3」 会期 11月23日(木・祝)~26日(日曜日) 12:00--19:00 会場 ギャラリーブリキ星
$ 0 0 緑青におおわれている、薄手でふんわりとしたブロンズ製品です。 これは、紀元前1~5世紀頃のヒンドゥー寺院で使用されていたもので、東部ジャワ、バギュワニの発掘品です。 香炉か灯火皿のようにも見えますが、用途は不明です。 ヒンドゥーがインド商人の商業活動と結びついて、アジアに伝わったのは紀元前1世紀頃。 それから間もない頃の初期ヒンドゥーの稀少なオブジェです。 (皿部分の径 10×11センチ、取っ手の長さ5センチ) 35,000円
$ 0 0 静かに佇む筒形容器は、平安時代末期のタイムカプセルのようなもの。 やや粗い陶土の須恵器製で、質実剛健の趣です。 当時は末法思想が流行る不安な時代。貴族たちは、写経等が入った銅製経筒を土中に埋納し経塚を造築しました。 この外容器は、経筒が破損しないように保管するカプセルだったのです。 56億7000万年後に弥勒菩薩が再来された時に救済されたいがための行為でした。 経塚は、見晴らしのよい山腹や寺院の境内から発見、発掘されています。 この経筒外容器は、関東、北陸以北の経塚のものに見えます。 蓋にわずかな欠けがあるだけで、奇跡的によい保存状態です。 (高さ約28センチ<蓋付31センチ>、口径20センチ、底径19センチ)
$ 0 0 木地のままの高杯です。 脚部が高い古式の形。ロクロ目と枯れた木の質感が好ましいです。 使用の痕跡がないため、木地師が神社に奉納したものと思われます。 漆の高杯と比べても、残存数は僅かです。 木地だけで時代を推定するのは難しいのですが、江戸前期以前はあるのかなと思っています。 (口径12,8~13,5センチ、高さ12,8センチ、高台径9~9,5センチ) 価格 18,000円
$ 0 0 本日より三日間、大隅コレクションVS夏日堂による 「七・五・三・SALE」が開催されます。 8日 定価より30%OFF 9日 定価より50%OFF 10日 定価より70%OFF 会期 12月8日~10日 11:00ー19:00 会場 ギャラリーブリキ星
$ 0 0 メキシコの教会の看板に使われていたというボードに描かれた枢機卿の紋章です。 生々しいキリスト教美術ではなく、デザインとして楽しめるのが魅力。 20世紀に入ってのものです。 枢機卿とは、カトリック教皇を支える顧問集団のことです。 それぞれが独自の紋章を持っているのですが、 「カーディナル ハット」と呼ばれる帽子が描かれているのが共通の特徴です。 下には、「イエスは 我 光」のラテン語の文字が入っています。 (60,5×70,5センチ) 価格 35,000円
$ 0 0 ブログ(2017.9.25)に、一度掲載したものです。 ほぼ同手のものが、法隆寺宝物のなかにありました。 図録[平成の出開帳ー法隆寺秘宝展](1990年)の銅香炉の写真を紹介します。 解説では「わが国中世以降の唐物志向のなかで輸入された銅器の一つと考えられる。当初は菓子盤などとして用いられたもの」とされています。 大きさに若干の差があり、法隆寺のものは、高さ8,2センチ、口径23,7センチ。 一方、本品は、高さ8,2センチ、口径26センチです。
$ 0 0 竹田晩年の作といわれる「山家冬景図」。 冷々とした風景なのに、人の気配とぬくもりが伝わってきてほっこりした気分。 竹田による画賛和歌があります。「~むつまし 冬の山里」 (掛け軸42×178センチ、本紙28,5×104センチ)
$ 0 0 本日より、古美術和順さんによる、「美に拉致される喜び」展――縄文に捕縛され、焼経に開放され――が開催されます。 縄文から仏教美術、イコンなど、充実した展示です。 みなさまのお越しをお待ちしています。 会期 12月16日(土)~18日(月) 11:00ー19:00(初日16日のみ13:00から) 会場 ギャラリーブリキ星
$ 0 0 写真は、お正月の縁起物として使われた木製の飾り伊勢海老。大きいです。 お正月あけに開催する、「お気に入り展」に出品します。 2018 お気に入り展 古美術尋&ブリキ星 会期 2018年1月6日(土)~8日(月) 11:00ー19:00
$ 0 0 写真はとても珍しい弥生土器二点です。 左は愛知県出土、蓋付の弥生。右は福岡県博多出土、丹塗り弥生。 お正月明けの「お気に入り展」に出品します。 会期 2018年1月6日(土)~8日(月) 11:00ー19:00
$ 0 0 写真は、小さなお守りサイズの骨角器と「ミニ土偶」です。 新年早々の「お気に入り展」に出品します。 会期 2018年1月6日(土)~8日(月) 11:00~19:00 左は、縄文後期末~晩期の鹿の骨でつくられた骨角器です。漁具など生活道具がほとんどで、祈りの道具の「石棒」は初見です。裏には「修生院」と出土地が記載されています。いわき市修生院冷泉寺脇の寺脇貝塚のものだということが分かります。 中央と右の「ミニ土偶」もおもしろいです。妊婦さんだったり、手足を広げた姿でつくりこまれています。縄文の「ミニ土偶」か、奈良時代の人形(ヒトガタ)土製品か、判断に迷います。裏に「伊」との記載があり、この出土地が特定されれば、縄文か奈良かの結論がでるのですが・・・。 (2,7センチ~3,6センチ)
$ 0 0 写真は約2000年前の漢加彩俑の豚さん。たくましくて野性的で34センチの大きさです。 漢俑の造形力には、今更ながら驚かされます。 お正月明けの「お気に入り展」に出品します。 会期2018年1月6日(土)~8日(月) 11:00ー19:00
$ 0 0 写真は、くらわんか、網目文碗。のびのびした筆致が心地よいです。 お正月明けの「お気に入り展」に出品します。 会期 2018年1月6日(土)~8日(月) 11:00-19:00 今年最後のブログ更新です。一年間ご覧いただきありがとうございました。
$ 0 0 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 年とともに、五感がだいぶ鈍くなっていますが、 わくわくドキドキの感覚を、脈絡ぬきに追い求めていきたいと思っています。 仕事始めは、1月6日(土)~8日(月)の「お気に入り展」です。