$ 0 0 古手のプリミティブは、シンプルで力があります。 写真の木彫、最初目にしたとき、アフリカ マダガスカルのものに似ているな、 と感じたのですが、ティモール ベル族のものでした。 マダガスカルの人たちの祖先は、海を越えてインドネシアからやってきたのですから、 似ているはずですね。 この祖先像、大きい方(右)が女性だというのも面白い。 母系社会の集団だったことが想像されます。 屋内に置かれたタイプですが、堅い木が風化しています。 (高さ<本体>右36センチ、左30,5センチ)
$ 0 0 すさまじい造形力ですね。 金製なのでズッシリとした重さです。 ペンダントは、古来、護符・お守りでした。 これを身につけておけば、悪魔の力を遮断できそうです。 これは、龍=ドラゴンなのでしょうか? それともケートスなのでしょうか? 口から我が子が出てというモチーフの意味も分かりません。 知っている人がいたら、教えてください。 このペンダントは、中部ジャワの発掘品です。 しかし、この地でつくられたものではありません。 古代ペルシャ影響下の地域から「香料の道」を通じて渡ってきたものではないかと、 想像しています。 (約4センチ)
$ 0 0 さんざん使われて、摩滅しています。 掌サイズのこのタイプは、明器と思い込んでいましたが、 実用硯もあったのですね。 (4,5〜5センチ×6,8センチ、高1,8センチ) <売約済みになりました>
$ 0 0 時によって、光によって表情を変え、 幻覚をおぼえるような美しい壺です。 紀元前2000年のもので、古代イランの都市スーサ出土です。 原産地は古代エジプトで、交易品としてもたらされました。 前所有者によれば、いくつかのアラバスターを購入して、 この一点だけが本歌だったとか。 (高17センチ、口径11,2センチ)
$ 0 0 土師器は、女性の手でつくられたといわれていますが、 さもありなんと思わせる、ほっこりとした形です。 内側の放射線状のヘラ磨き文がいいですね。 脚台の下から約3センチが欠損しており、 古い共直しがされています。 (高16,5センチ、口径12センチ)
$ 0 0 白い土の不思議な壺です。 土器なのに、東海地方の須恵器を思わせるようなシャープな形。 土師器なのに、ロクロ成形されているのです。 「遠江国出土」という紙が貼ってありましたが、 浜名湖周辺の須恵器窯で焼かれた土師器ではないかと、想像しています。 古代から中世への過渡期を感じさせる壺です。 (高28,5センチ、胴径21センチ)
$ 0 0 川越の「ギャラリーうつわノート」さんでの「残欠展」に出品して、 もどってきた土偶。 目鼻が定かでないお顔です。 「残欠展」は、できそうでできない面白い企画でした。 古物商が選び、作家たちが創造したモノたちが、 違和感なく、心地よさそうに並んでいました。 (最大約5センチ)
$ 0 0 楽家五代宗入の作。 かせ釉前の、若い時代のものです。 長次郎写しですが、形を似せることよりも、 精神性を追求していたことがうかがわれます。 茶碗内側には、漆による修理があります。 (口径11センチ、高7,2センチ、高台4,5センチ)
$ 0 0 今、ブリキ星では、大隅剛さんの「蚤の市でみつけたもの」展を開催中です(14日まで)。 これは、大隅さんがネパールのカトマンズで見つけてきたものです。 すっきりした造形がいいですね。 (高15,5センチ、口径7センチ)