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上野山清貢の油絵

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凍てついた北海道の原野です。
白く見えるのは、二羽の丹頂鶴でしょうか。
上野山(1889ー1960年)は、北海道札幌郡江別村生まれ。
夜明けをまって、寒さのなかでイーゼルを立て、絵の具を重ねていった絵です。
サインは入っていません。

 (31,5×41センチ)

五輪泥塔残欠

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こういう土のカケラって、大好きです。
なぜか惹かれるのです。
これは、法光寺(兵庫県三木市吉川町)の出土。
県重要文化財に指定されています。
粘土版を型抜きしてつくられて、阿弥陀如来を表す梵字が押印されています。
阿弥陀信仰が盛んだった鎌倉〜室町初期に埋納されたものです。

 (高3,5〜4,6センチ、厚1センチ)
 <3点の内、右側が売約済みになりました>

埴輪残欠

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これは、巫女さんの髪結いの部分。
頸飾りもつけていますね。
変わった髪結いです。
普通、頭頂部にあるのに、これは後頭部か側頭部です。
茨城県出土です。

 (長さ約15センチ)

李朝鶏龍山の皿

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よび継ぎ、ひっつきがあって、満身創痍。
でも、ふだん使いで楽しみたい愛すべき小皿です。

 (径13,5センチ、高3,5、高台径4,5)
  <売約済みになりました>

須恵器

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小さくて引き締まった形。
蓋のつまみは、仏教伝来と古墳時代の終わりを感じさせます。
蓋も高坏も、同一古墳からの出土と思われます。

 (径12センチ、つまみまでの高さ7,5センチ)

夜叉の掛軸

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まるで水木しげるさんの妖怪の世界です。
幕末頃には、地獄絵同様、おもしろい絵が描かれていますね。
字が判読できず困っていたところ、Sさんが教えてくれました。

「好古を誇らしげに自称する学徒たちが、
古仏、霊前で、自分の知識をひけらかした。
すると、僧侶は怪奇な伝承を話した。
その夜、学徒たちの夢のなかには夜叉が乱舞し入り乱れた」

厳しい教育的指導です。
反省しなくては・・・
岐阜にある古刹、横蔵寺の落款があります。

 (軸75×195センチ、本紙61×135センチ)
  <売約済みになりました>

こけら不動

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小さな掛け軸です。
仏版画かなと思ったのですが、よく見ると墨絵です。
混沌とした中から、不動明王の姿が浮かび上がってきます。
高野山伝来で、室町時代にさかのぼる珍しいものです。
江戸中期頃、軸に仕立てられたようです。

 (軸16,5×46センチ、本紙9×14,5センチ)
  <売約済みになりました>

元白磁水注残欠

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あがりの良い白磁、きびしい造形が魅力です。
海あがり品です。
草花を入れると映えそうです。

 (高7センチ、口径3,5センチ、底径5,4センチ)
  価格6,000円

ブリキの貯金箱

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家型の貯金箱、アメリカ製です。
お金を入れたら出すことができないので、
オブジェとして楽しみたいものです。

 (4,5×9センチ、高5,5センチ)
  価格3,000円

三河北野廃寺泥塔

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白鳳時代にさかのぼる、多分日本で最古の泥塔です。
このタイプの泥塔は、石田茂作さんの著作『廃瓦塔の由来』等に掲載されていますが、
他ではあまり見ることがありません。
愛知県岡崎市北野町にある廃寺から、白鳳時代の瓦と一緒に出土しました。
小さいけれど、パワーを感じます。

 (高3,3センチ、底径3センチ)
  価格60,000円

ブロンズ容器

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日本の経筒を見るようなシンプルで美しい姿。
これは、中部ジャワの石棺からでてきたもの。
中には、金の指輪などが納められていたそうです。
雨期が続くジャワでは、このようなブロンズ製品は、
腐食しあまり残っていません。
10世紀のものです。

 (径9センチ、高さ7,5センチ)
  価格 28,000円

金製指輪

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古代の中部ジャワは、密教が盛んだったところ。
密教系の尊像や法具を表した指輪がつくられましたが、
これはそのひとつ。
8世紀末〜9世紀初頭のものです。

 (径2センチ、重さ10,6グラム)
  <売約済みになりました>

金製人物像残欠

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古代エジプトを見ているようです。
残欠であることが、凄みを増しています。
中部ジャワでは、先史時代から、人形(ヒトガタ)や仮面を、
死者とともに埋納することがおこなわれてきました。
これは、当時の支配者の像だったと思われます。
1〜5世紀頃のものです。

 (長6センチ、重さ34グラム)
  価格 250,000円

金製耳飾り

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「アムリ」と呼ばれる、インドネシアスンバ島の伝統的な装身具です。
耳飾りかペンダントとして使われました。
また、部族の神聖な宝物・魔除けとしても受け継がれ、
霊魂が宿る屋根裏に置かれました。
これは、19世紀以前のものです。
このレベルのプリミティブ金製品はケブランリー美術館などで目にできるくらいです。
<参考写真/パリのケブランリー美術館で撮影>


 (長さ約7センチ、19,6グラム)
  価格 180,000円

相馬焼盃

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見込みに馬の絵が描かれた、使い勝手がよさそうな盃です。
高台脇に「田代」の刻印があります。
刻印が入るのは、明治7〜8年からと聞きましたが、
江戸時代のものにしか見えない出来の良さです。
口に二カ所修理があります。
相馬焼は、浪江町(大堀相馬焼)と中村(相馬駒焼)がありますが、
これは後者のもの。
いずれも、震災と原発事故で大きな被害を受けました。
後者の15代田代清治右衛門さんの窯も壊れ、その後他界されています。

 (口径8センチ、高4センチ、高台径2,8センチ)
  価格 12,000円

了々斎好み香合

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文化文政の時代のものなのに、現代に通じる造形感覚ですね。
素材の木地そのものの好さと、冴えわたるロクロ技術を感じることができます。
表千家九代了々斎(1775−1827年)は、好みの道具づくりに力を入れた人。
花押があります。

 (径5,8センチ、高3センチ)
  価格45,000円

古備前片口小壺

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「常滑ですか?」と聞かれることが多い、南北朝時代の備前です。
驚くほど薄手のろくろ形成で、肩には黄緑色の自然釉がかかっています。
継ぎはぎのぶち割れですが、本歌に出会う機会は稀です。

 (高12センチ、底径8センチ)
  価格 80,000円

古備前うずくまる

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地味で、素直で、気分のよい小壺です。
うずくまるの中では、やや面長。
暗灰色の土が魅力です。
室町時代のものです。

 (口径8センチ、高14センチ、底径9,5センチ)
  <売約済みになりました>

李朝白磁壺

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素直で、唯そこにあるというような壺です。
青みがかった白のあがりも良いです。
李朝後期のもの。口に一カ所直しがあります。

 (口径7,6センチ、高11,6センチ、高台6センチ)
  価格 120,000円

李朝御本手ぐいのみ

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ずっしりした手取りです。
全体に煙が入っていますが、それが味わいになっています。
飲めない自分でも、愛玩したくなる魅力があります。
17ー18世紀のものです。

 (口径6,8センチ、高4,3センチ、高台3,5センチ)
  価格 70,000円
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