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いろはわさん

「弘法大師 いろはわさん」という和とじの小冊子。大正6年のものです。 庶民の字、手慣れていない字って、いいですね。 むかし、野口英世の母シカさんの手紙を写真で見たときの記憶が蘇ってきました。  (17×24,5センチ、10ページ)   <売約済みになりました>

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白釉緑彩の鉢

    やわらかなレンガ色の土。錫鉛釉の白。 浮かび上がるような緑絵が美しい、ミャンマーの鉢です。 タイ、ミャンマー国境の山岳地帯で発掘されたもので、15~16世紀にさかのぼるといわれています。 全体のスレが著しく、ワレ修理ががあります。 偽物の多い分野ときいていますが、これは本歌と思われます。 (口径13,5センチ、高さ8センチ、高台径6,5センチ)  価格 22,000円

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日置路花さんの書

万葉集の東うたが書かれています。 万葉仮名は読むことができませんが、抽象絵画に向かい合っている時と同じです。 リズムがあって、刺激があって、心地よさもあって、いいですね。  (本紙23×34センチ、パネル57×67,5センチ)

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三森早苗さんの絵

三森さんの絵は、フェルトに色鉛筆の描きこみ。 写真では、なかなか伝わらない世界です。 今回は、地獄絵をみるような恐怖の感覚。 彼女の力量には驚くばかりです。 何かの予知絵でなけれなよいのですが。 西荻の街から出ることが少ない日々ですが、思い切って銀座まで行ってよかった・・・。 三森早苗展は、明日(6/27)まで。GALERIE COL 中央区銀座1-5-2西勢ビル6F

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マヤ 土偶

家畜化された小さな犬を膝にのせた、珍しい土偶です。 犬は多分チワワでしょう。 マヤ文明はグアテマラ、メキシコなど広い地域に2000年以上栄えました。 この土偶は13~16世紀頃のものと思われます。  (高さ15センチ)  価格 30,000円

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冷泉為恭(れいぜいためちか)伊勢物語絵

  在原業平の東下り「八橋」の絵でしょうか。 繊細で優雅な線、淡い色彩、奥行のある空間表現が見事です。 為恭(1823-1864年)は、近年、再評価がすすんでいる復古大和絵の絵師。重文指定されている絵もあります。 為恭は、王朝文化を理想とし、芸術至上主義的な生き方をした人です。 平安絵巻「伴大納言絵詞」の模写をしたくて幕府方に出入りし、...

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鉄製火箸

今まで、火箸に関心をもつことはなかったのですが、繊細で美しい世界があるものですね。 お茶で炭や香を持つのに使われるそうです。 鉄を薄く叩いて、筒状にくるむという造り。 中は空洞になっているので、手取りは軽く、対で50グラムしかありません。 銀線を巻いていく意匠も洒落ています。  (長さ29センチ)  <売約済みになりました>

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翁譲さんの木彫

これは、水俣病の患者さんの顔。 翁譲さんの美大卒業制作作品(1971年)のひとつです。 この作品に出会い、10年以上経ちますが、 いつ見ても古いプリミティブを前にした時のような、ただならぬ存在感があります。  (高さ31センチ)

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内海満昌さんの木彫

内海満昌さんは、彫刻は素人でしたが「存在のあたたかさ」というタイトルで数十点の木彫をつくりました。 不思議な精神性を感じさせる作品は、多くの方々の手に渡っていき、初作(2001~2002年)だけ手元に残りました。  (高さ30,5センチ)

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小さな李朝乳鉢

    とろっとした白磁と玩具のようなかわいさが魅力の、乳鉢と乳棒。 李朝末期頃のものです。 時折、乳棒だけオブジェとして展示されているのを目にします。  (・乳鉢口径7,5センチ、高さ3,8センチ ・乳棒長さ8センチ)   価格 15,000円

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李朝の膳

  華奢で風情のある膳です。 李朝家具といえば、再生家具が多いのですが、これはオリジナル。 「海州盤」といわれるタイプです。 左右の側板の蓮の花の透かし彫りがいいですね。 長年使われて、使用痕があり、数カ所修理が入っています。  (盤面33,5×43,5センチ、高さ26センチ)   価格 55,000円

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前田家家紋の漆椀

梅鉢文は、加賀前田家の家紋。 銀彩で胴部に三ヵ所描かれています。 薄くてシャープな木地のため、ゆがみが生じています。 越前一乗谷の漆椀に似ていますが、この椀はそれより時代が下って、江戸初期のもの。 やはり能登周辺でつくられたと思います。  (口径14,5~15センチ、高さ8,5センチ、高台径6,5~7センチ)   価格 30,000円

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平安時代の灰釉碗

     猿投か、多治見周辺の美濃か、どちらの窯でしょうか? 区別は難しいのですが、白~黄色味がかった灰釉の発色などから、後者に見えます。 いずれにしても、11世紀後半、平安時代後期のもので、 後の時代の山茶碗とくらべて、品があります。 縁の呼び継ぎ、見込みの窯傷直しの修理があります。  (口径14~14,5センチ、高さ5,2~5,5センチ、高台径7~7,5センチ)   価格 11,000円

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根来の匙

めったに見る機会のない根来の匙。 茶杓をひとまわり大きくした形です。 やや黄味がかった朱、手取りはふわりと軽く(5グラム)、木が枯れているのが分かります。 薬匙として使われていたと思われます。 時代はむつかしいのですが、江戸中期をさかのぼるものに見えます。  (長さ19,5センチ)   価格 55,000円

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中国の古い漆盆

    中国モノで、これだけやつれて侘びた漆盆が残っていたとは驚きです。 現役で使用可能です。 表面はやや褐色がかった朱。幾度となく塗り直しされているのがわかります。 縁の金属製の覆輪が顔を出し、縁周りの雷紋と、消えかかっている草花紋の組み合わせが時代を感じさせます。 裏面はオリジナルの朱が残っています。まるで南宋の漆を見るような深みのある朱が魅力的です。...

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宋時代の箸

銅でつくられた細い棒状の形は、シンプルの極みです。 高麗の箸は珍しくないのですが、宋の箸ははじめて手にしました。 両者の区別はつかないのですが、この宋の箸には、より繊細で楚々とした美しさを感じます。 中国もの、朝鮮ものの研究者、久志卓真が箱書きをしていて「宋時代火箸」となっています。  (長さ24~24,5センチ)   2組で32,000円

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高麗さはり碗

    高麗時代(12~13C頃)の古墳から、数多くのさはり碗が出土しました。 これは、てらいのない、碗の原形のような形。保存状態も良好です。    (口径13,5センチ、高さ7,5センチ)   価格 15,000円

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拓本

入間市不動院の板碑拓本で、戦国時代(1470年)のものです。 六十余人の人たちが仲間をつくり、死後の安楽を願って建てました。 天蓋(てんがい)や花瓶、香炉、十三仏の種子、六十余人の名前が刻まれた装飾的な板碑です。 テープで留めただけの簡易軸装です。  (拓本52×118センチ、軸62×162センチ)   価格 8,000円

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紙の盆

紙をプレスして、合成塗料を塗ったチープな盆。 昭和20~30年代のもので、未使用です。 以前はこの安っぽさがたまらなく好きで、蚤の市で見かけたら、即、買いでした。 久しぶりに手にしましたが、やはりいいものですね。  (径26,5センチ、高さ1,9センチ)   価格 2,000円

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越前片口壺

   「越前うずくまる」と言ってみたくなる魅力のある小壺です。 よく焼き締められ、ずっしり、ゴロンとしていて抜群の存在感。 花が映えそうです。 室町時代にさかのぼるもので、初期手のおはぐろ壺です。 やや外開きの口をヘラで押さえて、片口をつくっているのが分かります。 自然釉も嫌味がありません。 肩から胴にかけて一本の線が入っています。 肩の双耳は欠損し、胴から底にかけてニュウが一本あります。...

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