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Channel: お気に入り いろいろ
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伝 大宰府出土のせん

「せん」(土偏に専)は、古代寺院で使われたレンガのようなもの。 時代の空気を感じることができます。 ほとんどが無紋なのですが、これは唐花紋。 新羅の影響を受けたものですが、新羅の厳しさはなく、奈良時代にして和の雰囲気です。 大宰府の学校院跡から三種類の紋様せんが出土し、いずれも国の重要文化財に指定されています。 写真の「せん」はこのいずれとも一致しません。...

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丹塗り土師器

鮮やかに残っている古代の丹の色には、ゾクゾクさせられます。 土師器の高坏は珍しくありませんが、丹塗りは初めての出会いです。 内側中央の塗り残しがいいですね。  (口径16センチ、高さ12,5センチ、底径10,5センチ)

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保全亀香合

首をすくめた亀の姿がいいですね。 写し物の天才、保全の亀香合です。 本歌は、軟陶の交趾焼(中国福建省)ですが、これは青磁による繊細なつくり。 線刻による亀甲文に鉄釉をのせています。 蓋裏には「河濱支流」印が押されています。 箱もなくフタの割れ修理がある傷ものですが、保全の造形力が際立つ名品だと思います。  (径6,5×5センチ、高さ4センチ)

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渡辺郁子個展「女の子はお花を摘んで」3/15(月)~23(火) 17,18日休み

渡辺郁子個展「女の子はお花を摘んで」 2021 3月15日(月)~23日(火) 11:00ー19:00 *17日(水)、18日(木) 休み・最終日は17時まで 会場 ギャラリブリキ星 渡辺郁子さんの絵、 お日様を描いても 人や草花を描いても 生きることの切実さが伝わってきます。  

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平安時代の小瓶

掌サイズの、なんとも可愛い姿形です。 白色の柔らかな土味がいいですね。 珍しい器形で無釉。 猿投か、多治見等の美濃系の窯か、判断ができません。 完器です。焼きが甘く土臭があるので、徳利には不向きです。  (口径3,5センチ、高さ9,5センチ、底径6,8センチ)   <売約済みになりました>

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保全茶碗

雲の中に楼閣がある、雲堂手とよばれる茶碗で、 本歌は利休が取り上げたという明の時代の茶碗です。 保全の写しは、きっちりした楷書体が多いのですが、これは真逆。 デルフトのような軟陶に、ゆったりした草書体の心地よさが魅力です。 高台内に、「河濱支流」の印があります。 写真のように、直しがいくつかあります。 箱はありません。  (口径約11,5センチ、高さ8センチ、高台径5,3センチ)

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ニアス島 祖先像

高い冠を被り、片耳だけの耳飾り、中腰で両手に祭器を抱く、ニアス独得の祖先像です。 堅い木をスパッと削り、抽象性際立つ造形感覚がいいですね。 このキリリとしたタイプ、欧米においては評価されても、味わいと調和を好む日本ではなかなか難しいかもしれません。 つくられたのは、1900年代初頭、ニアス中部です。 同じニアスの祖先像でも、南部のものは緩く穏やかな造形です。...

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アメリカ式石鏃

最初の印象は、これ、何? やじりのレプリカ? 縄文オタクの私にとって、これは未知の石器でした。 調べてみると、弥生時代中期~後期の石器で、 アメリカ先住民の使用していたやじりと形状が似ていることから、 「アメリカ式石鏃」と呼ばれています(右端の一点を除く)。 青銅器生産が始まり、戦闘用の武器が進化していた時代に、なぜこのような精密で独得の形状の石器がつくられたのか不思議です。...

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百済の垂木先瓦

残欠ですが、ふっくらとした蓮花文の美しさは感動ものです。 百済の首都だった扶余、金剛寺跡出土の瓦で、時代は6世紀。 1960年代に二回、金剛寺跡の調査がおこなわれていますが、 このタイプの垂木先瓦の出土例はわずかです。 垂木先瓦は、屋根を支える垂木の先に打ち付ける瓦で、中央部に釘を通す穴があけられています。  (径14センチ、厚さ最大2,3センチ)   <売約済みになりました>

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高木背水の油絵「朝鮮風景」

朝鮮半島 金剛山の山々でしょうか。さわやかで実に気持ちのよい風景画です。 背水(1877-1943)は、1911年~12年にイギリス留学していますが、この絵は帰国して間もない頃のもの。 彼は留学中に、生理学者で画家のレオナルド・ヒルから大きな影響を受けます。 ヒルはこう問いかけました。 「日本には古来非常に想像力の発達した名画が数多く存在しているはずだ。・・・君はいったい何を学びに欧州にきたのか」...

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日置路花 展、24日(土)から開催

13年ぶり6回目の「日置路花展」の開催です。 日置さんとの出会いは、忘れてしまうほど昔のこと。 その書からは、震えるほどの切なさや痛み、思わず背筋をのばすような厳しさなど、その時々の日置さんを感じ、共感してきました。 今回久しぶりの展示で感じたのは、 「歳を重ねるのはなんて素晴らしいのか」ということ。 そこには、豊かで生き生きとして、年を経ることでこそ生まれてくるよき世界があります。...

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田崎廣助の油絵

阿蘇山など、多くの山々を描いた山岳風景画家として知られる、田崎廣助(1898-1984)のごく初期の作品です。 1927年(昭和2年)2月の京都四条大橋の雪景色。 橋の上には路面電車が走っていて、馬の姿も見ることができます。 大きなサイズ(F10)で、板絵とは珍しく、中央部にワレがあるなど保存状態に難があります。  (板に油52×46センチ、額68,5×61センチ)   <予約中です>

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一入黒楽茶碗

楽4代一入(1640-1696)の塩笥形の黒楽茶碗です。 技巧を抑えてヘラ跡はなく、長次郎への回帰をうかがわせるような作です。 手取りが好く、見た目より重さがあります。 火をかぶって黒く焼けた箱が付きます。 江戸時代の京都は幾度となく大火にみまわれていて、その痕跡と思われます。 箱蓋裏に、表千家8代啐啄斎宗左の箱書きと花押があります。 この字もまた見事なものです。...

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「蚤の市で見つけたもの 2021春」大隅剛さん展示会始まります

蚤の市で見つけたもの 2021春 大隅 剛さんが全国の蚤の市で集めたモノたちの展示即売会が、今日(5/8)から始まります。 古今東西、約500点の品々が並び、会期中は随時補充されます。 感染対策に万全を期して行いますので、みなさまどうぞお越しください。  会期 5月8日(土)~16日(日)  11:00~19:00 <お問い合せ 大隅 剛 080-1252-4053>

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江戸時代の人形

すらりとした姿、形が美しい立娘。 衣服は退色劣化していますが、それがまた枯れて魅力的。 産地不明の郷土玩具ですが、よくぞここまで残ってくれました。  (高さ12,5センチ)

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大きな船徳利

素直で健康的で気持ちのよい船徳利です。実用的な「用の美」ではなく、オブジェの美しさ。 黒釉の特徴などから、出雲の出西窯のものに見えます。 出西窯は、1947(昭和22)年、5人の若者たちが工芸の共同体を目指して始めた窯ですが、今日まで続いています。  (口径3,5センチ、高さ13,5センチ、胴径22センチ、底径18センチ)   <売約済みになりました>

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エチオピアのバスケット

最初、目にしたときは戦闘用の盾かな?と思ったのですが、これはパンケーキ用のバスケット。 生活道具に見えないような重厚なつくりです。 植物繊維で編み上げ、外側から皮をかぶせています。 長年使われてきたせいでしょうか、全体が黒光りして凄い迫力。 美しいオブジェに育っています。  (径34センチ、高さ8センチ)

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茶杓

昔、茶杓に夢中になっていた頃に出会った、お気に入りの茶杓です。 櫂先は力強くて、やや蟻腰。全体に流れるような美しさがあります。 竹はべっこう色に変化しています。江戸時代の初期の作と思われます。 茶杓は、筒も鑑賞の対象です。 筒は表皮を落とした真削り。筒下に窓を開け、枯れています。 「遠州作一」とあり、裏には「元和八年」の年号が。 遠州独得の筆跡とは異なっています。...

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小寺健吉の油絵

100年前のパリ郊外の風景です。 樹々に囲まれた家と、セーヌの流れが見えます。 静かで、ひんやりとした空気感が伝わってきます。 この絵は、健吉(1887-1977)第一回目の渡欧1922~23頃の作品です。 絵具の小さな剥離が数か所あります。  (紙ボードに油21,5×26センチ、額38,5×43,5センチ)

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初期伊万里小皿

飴釉、輪花が美しく、重ね焼きされた初期伊万里です。 「こんな初期伊万里があったんだ!」 初めての出会いに新鮮な気持ちになりました。 輪花部分に小さなカケやひっつき、高台に微かなニュウがありますが、十分使って楽しめます。  (径13,5センチ、高さ3,5~4,5センチ、高台径4,8センチ)   <売約済みになりました>

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